天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝73
機動戦艦ナデシコの後日談とし製作された作品ですが、劇中で放送(?)された幻のアニメ「ゲキ・ガンガー3」の劇場版を主人公達が映画館で観るという、もうマニア向けな作品です(笑)
内容は70年代スーパーロボットアニメ(マジンガーシリーズやゲッターロボ等)のパロディ作品で、観た方は分かると思いますが、ファンの方にはたまらない出来になってます。
第1部はテレビ版ゲキ・ガンガーの総集編、第二部は幻の劇場版(爆)「熱血大決戦」のオリジナルネガが見つかり、そのニュープリント版を見るという設定となっている(おいっ)
その幻の劇場版ですが、宿敵のアカラ王子と戦うゲキ・ガンガー3の前に、突如現われた神を名乗る正体不明のロボット軍団(顔が喋る)に襲われ、苦戦するという、どっかで観た様な展開に思わずニヤリとさせられます。
続いて流れる主題歌(唄:ささきいさお)のバックに映る子供達(?)が書いたゲキ・ガンガーの絵と、これまたマジンガーZ対暗黒大将軍を彷彿させるシーンと流れるような進行は、時間が短いとはいえさすがですね。
敵の攻撃で重症を負い昏睡状態の主人公天空ケン、その最中鳴り響く敵の接近を告げるブザー、一人で出撃しようとする大地アキラを格納庫で待ち受ける海燕ジョー、不完全な状態(2人)で出撃するも苦戦するゲキ・ガンガー3のピンチに登場するアカラ王子、と燃えるシーンの連続です。
アカラ王子
「どうしたゲキ・ガンガー、貴様らしくない」
「何もお前達の味方になろうというのではない、我等キョアック星人にとっても敵なのだ」
そして目覚めた天空ケンに
「ケン君、こんな事もあろうかと密かに開発させていたものがある」
と告げる博士
これまた、ささきいさおの唄う挿入歌とともに発進するゲキ・ガンガーV、3体のメカの攻撃で、ついに超古代縄文人は敗れ去るのであった(おいおい)
闘い終わって、富士山上空を飛行する3体のメカ(マジンガーZ対デビルマン)
アカラ王子
「我等は命ある限り闘うのが宿命、今度会った時こそ、雌雄を決する時だ、また会おう」
と言ってエンデイングが流れる中を飛び去るんですが、パロディと頭で理解してても堪らないですね。
レッツ、ゲキ・ガンガ~ッ