要 塞 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
桜は散り際が美しい
また、ですよ。
{netabare}事前知識で「鬱」要素があるとわかっていた作品を、
性懲りもなく見てしまいましたよ!
某作品の大ヒットがきっかけか、
かわいい女の子+超鬱展開=?
みたいな作風がちょっとしたブームになっているようです。
そんな作風のど真ん中に今作は鎮座しています。{/netabare}
某作品にも共通することですが、
この物語は登場人物が決して多くありません。
メインの5人以外はほとんどモブです。
登場人物が少ないと話が転がしにくくなると良く聞きます。
また、多すぎても良くないそうです。
そしてこの物語は主に5人です。
5人で壮大な設定の世界観を転がしていくのは、
至難の業だと思われます。
しかし、この作品は外部の情報を日常という包み紙に包んでしまい、
その分、人物1人1人の個性や感情を突き詰め、
視聴者との距離を縮めている印象でした。
{netabare}そこに鬱要素が加えられる。
メンタルの弱い人なら、かなり感情移入してしまうでしょうね。
そんな中、メインヒロインの異常なまでのタフさは、{/netabare}
見ている人間に希望を持たせてくれました。
勇者という洋風なスタイルに桜や朝顔などの花の紋章があしらわれ、
どことなく和風な雰囲気を醸し出していて、非常に魅力的に感じました。
最終回を含む様々な伏線、ネタばれ、それらに伴う考察、
今後も視聴者を楽しませてくれる予感がします。
「新日常系」ともいわれるこの作品を是非ともお楽しみください。
{netabare}ヒロイン黒幕説って嘘だろ!? 俺は信じないぞっ!{/netabare}