「『たまゆら~卒業写真~』第2部 響-ひびき-(アニメ映画)」

総合得点
69.6
感想・評価
125
棚に入れた
643
ランキング
1781
★★★★★ 4.1 (125)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.2

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ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やさしさに包まれた世界、なので。

ぽって=沢渡楓(さわたりふう)たち四人組の三年生時代が描かれた劇場版完結編四部作の第二回。
ぽってたちの高校生活も半袖の季節になり、受験勉強に気合を入れる頃合いです。

ぽって、かおる、のりえ、麻音が進みたい道。
自分のなりたい姿がぼんやりとしてて未だに定まってなかったりしてる。
そんな彼女たちの物語。

のりえちゃんが前半、かおたんが後半の主役みたいな、今回のお話。
彼女らの心のルーツみたいなものが掘り起こされる感じなストーリーで、
悩みながら迷いながらも、彼女らの自分がなりたい私を手探り状態。

なりたい職業が出来ても、人間は大抵はなんの下積みもなくいきなりなれるわけではありません。
人の心も意志も能力も幼い頃からの毎日の経験の上に積み重なったものであり、
ある日突然にバッサリとゲームみたいに別人のようには変わることは出来ませんん。
なんの努力もなしに、ああなりたい!こうなりたい!は、ただの変身願望という妄想です。
その点で彼女たちの選んだ選択は適性をよく考えたり、自分の得意分野を伸ばすという方向性だったりで、
今は彼女たちのただの夢かもしれないけど、結構真面目に考えていたりして好感が持てました。
実際彼女らの将来はどうなるかは、なりたいものになれるかはわかんないですけどね。
でも、目標を持ってる人間は目が輝いてるし、若いうちは失敗してもやり直しがきくし、
あの世代は眩しいなと、私には思えました。

のりえちゃんを取り巻く人達の温かい気持ち。
幼い頃の記憶。
決心のきっかけとなった、一生に一度の晴れ舞台で祝福される人達。

たまゆら世界の、木漏れ日を想起させる清々しい空気は今回も健在でして、
優しい日常アニメが好きな人には今回も十分な内容であったと思われます。



さてと…たまゆらの感想を書く上で、やっぱり避けちゃいけないような気がしましたので書きます。

松来未祐さん演じる八色ちもさん。結婚を控えた彼女の元気いっぱいな、お好み焼き屋の女将としての姿。
今回発覚した婚約相手(実はこれまでにも登場している)との微笑ましい馴れ初めとか熱々の姿。
幸せにあふれている、ちもさんの満面の笑顔を見ているとなんとも言えない気持ちになりました。
松来さんの逝去に哀悼の意を表します。

では、今回はこれにて!
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2015/11/18
閲覧 : 399
サンキュー:

32

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