HIROTO さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
好奇心というのは全くゴキブリみたいね
主人公の阿良々木暦は階段の上から降ってくるヒロインの戦場ヶ原 ひたぎの秘密を知っていまい、その件でひたぎから
脅しを受ける。暦はひたぎの秘密に対して協力を申し出ることから物語は始まる。
すこし古いアニメだが、それを感じさせない良質な作画やスピード感があり見ていて飽きさせない。
背景はとにかくシンプルかつスタイリッシュで不気味な雰囲気をうまく創っている。
視線の動きやアップも緊張感や臨場感を引き立てている。
西尾維新の独特な言い回しや世界の表現はとても素晴らしい。
1話目からそれが全開で西尾維新の世界に容易に引きこまる。
それが心地いいのだから、とてもすごい。
話が進むにつれて、化物語の世界にどんどん引っ張られる自分がわかる。
言葉、表情、音、色、視線で揺さぶってくる。
1,2話のひたぎ倶楽部からどうしようもなく面白く自分で引くくらい嵌ってしまった。
ノベルゲーム(428や街等)が好きだったのも原因かも。
次回にいく話の区切りもすごく良く、はよ次の話みたいんだけど!!!って毎回思っていた。
主人公も見ていて不愉快な点も見当たらずに、好印象!
そして女性キャラは奇抜で魅力的でとても斬新。
阿良々木 暦
主人公、男主人公の中でもすごく好き。
ツッコミのセンスがとてもよく、アホ毛もとても好き。
戦場ヶ原、蕩れが自分の中で最高に好きな言葉。
他にも名言も多く、言い回しがセンス抜群。
正義感もあり優しく、ユーモアもあり、勇敢で機転も利く。
彼という主人公がフィルターになってこちらに伝えてくれるおかげで物語にどんどん引きこまれ、感情移入してしまう。
とても好感がもてて共感、同調しやすいと感じた。
怪異は後悔や悩み、葛藤、嫉妬など心の傷みたいなものに取り憑く。
このシンプルな設定がとても深く、ヒロインの魅力になっている。
戦場ヶ原 ひたぎ
ヒロインとしての魅力がやばいくらいあふれている。
ツンデレではあるけど、素敵過ぎる言い回しがご褒美でしかない・・・。
なんていうか、セリフにしてもポーズにしても全てが魅力。
暴言も西尾維新のセンスが詰まっている。これは言われたい・・・。
ひたぎ倶楽部からもうやられてしまった。
表情ひとつとっても素晴らしく、エロさも可愛さもハイスペック。
突然の告白はぞくっとするほど魅力的だった。
その後の言葉の言い回しも表情もぞくぞくした、なんでか知らないけど泣きそうになった。なんでだろう。
語りつくせない魅力の塊。
斎藤千和、OPも歌っていて声にメリハリや色っぽさもありとても巧い!
全アニメで一番好きなヒロイン。
自分はひたぎが大好きなので他のキャラは割愛するけど、他のキャラも可愛いだけでなく癖があり、主人公とのやり取りが面白く、個性にあふれている。
ヒロインのエピソードによってはもやもやするところもあったけど、それもヒロインの立場にならなければわからない深い部分だと納得できた。
視線や表情や明暗で人の心理描写を的確に表している。
またBGMで緊張感や楽しさを上乗せしてくれる。
BGMの多さもこの作品の魅力だと思う。
他のアニメとは一線を画す雰囲気であり、作品に引きこむ力が半端ではない。
瞬間最大風速が吹き荒れる。
伏線の使い方もうまく、なるほどって思うこともあれば、やっぱりそうだったかって思うこともある。
物語シリーズの原点であり、頂点である作品なのは言うまでもない!
セリフや独特な言い回し、早口で捲くし立てる言葉遊び。
不意に思い出すと見たくなる、見るたびに新しい魅力に気づかされる。
完成度がとても高い作品で、好き嫌いはあると思うけどみんなにお勧めしたいと思える作品。
エンディングテーマ
「君の知らない物語」 supercell
めちゃくちゃおすすめです!!!
いまでも大好きで聞きまくっている!