kakelu さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
超高度医療社会が行き着く先とは?
大まかなこの作品を説明すると、
極端な健康思考と社会の調和を重んじた、まるで天国のような超高度医療社会。そんな社会から抗おうとする、一人の少女の話です。
まず、この作品のことで言いたいことは、
作画が『3DCG』がメインで使われていることです。
『3DCG』という名前は僕も今まで知らなかったのですが、作品を例に出すこと「シドニアの騎士」や「学園追放」での作画のことです。これは好き嫌いが分かれると思います。
ちなみに、僕は苦手で、「屍者の帝国」と同じ制作だと思い込んでいたので、見ている途中で気づき少しがっかりしてしまいました。ただ、あからさまに立体に見える時と見えない時があったので、あからさまに立体に見える時が減れば、感じ方も変わっていたのかも、です。
背景やメカに関しては、とても細かく綺麗でしたが、キャラの表情が固かったり、カメラの視点があまり変わらないと粗が目立っていたと感じました。「虐殺器官」との順番変更で制作が間に合わなかったのだと思いますが、もう少し頑張って欲しかったなー。
物語の中身は、やはり深い!!まぁ、その分難しかったですが、「屍者の帝国」よりは理解しやすかったように思います。
普通、健康と調和は良いもの、推奨すべきものだと考えると思いますが、その考えを大きく変えられました。行き過ぎた平和が辿る結末がまさかあんなふうになるとは…
現実に成るかもしれないと思うとぞっとしますね(汗
キャラで目立ったことは、トァンとミァハとの百合百合し過ぎ!
僕は百合についてよく分かりませんが、胸を揉んだり、キスしたりするのが普通なの?僕には二人の男女の恋人以上にいちゃいちゃしている関係を遠い存在に感じました。
この作品は、視聴後いろいろと考えさせられる良作だと思います。そして、その思考に耽ることが心地よく感じました。
3DCGのことさえ、事前に把握していれば、もっと評価が上がったかも。
見に行く人は、そこだけは注意して下さい!