セメント さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
その素敵な奇跡を...
あらあらうふふ
内容はずばり癒しです!こんな癒されるアニメを私は他に知りません!
いや、まぁ癒しアニメは何個かあるんですけど、その中でも最上位に位置すると思うのは、ARIAの人徳なのでしょう(人ではないですが)。
ネオ・ヴェネツィアの美しい景色・・・
ゴンドラが波に揺れる音色・・・
ARIAを見ているだけで疲れが取れていくのが感じられます。
アロマテラピーならぬアリアテラピーを今ここに提唱しましょう。
舞台は近未来、テラフォーミングされ水の惑星・アクアとなった火星。
こんな宣伝文句が謳われ、一体どんなSFアニメが始まるんだと思ってましたよ。
最近公開されました「ARIA The AVVENIRE」のスタッフによる舞台挨拶に行ってきて、そこでスタッフの方が話されてたのですが、当時はSFものが流行っていて、そのような時代の流れに便乗したわけじゃないですが、関心を引こうとこういう謳い文句にしたのだとか。
制作は今は亡きハルフィルムメーカー、監督はサトジュンこと佐藤順一さんです。
まずはメイン三人から。
水無灯里役は葉月絵理乃さん、葉月さんのゆるふわな雰囲気の声といいますか、ほんとベストマッチしてます。
藍華役に斎藤千和さん、アリス役に広橋涼さん、この辺も安定してます。
続いて三人の先輩はアリシアさん役に大原さやかさん、晃さん役に皆川純子さん、アテナさん役に川上とも子さんとなっています。
アテナさんの歌声は河井英里さんが担当しています。
これら声優さんのおかげで、より一層ヒーリングアニメとして研磨されてる感じがします。
OPは牧野由依さんが歌う「ウンディーネ」、聴けばARIAの情景が思い浮かぶ名曲中の名曲です。
EDのROUND TABLE feat. Ninoの「Rainbow」も良い曲ですよねぇ。
あとこのアニメ、BGMも癒しに満ちていて、安らぎを提供してくれます。
アニメは3期まであるということで、どうせなので3篇に分けてキャラを紹介しましょう。
まずは名門・ARIAカンパニーから。
本作の主人公の水無灯里ちゃん、ちょっとドジな一面もあるんですが、何事に対しても頑張り屋で見てると応援したくなる娘です。
その実、何でも素敵に変えてしまう魔性の娘であるとも睨んでいますが、可愛いのでそんなことはどうでもいいのです。
そんな灯里の先輩はアリシア・フローレンスさん、水の3大妖精のうちの一人で、"あらあら""うふふ"が口癖の、これまた素敵の化身のような存在。
アリシアさんの弟子は一人しかいなくて、後に明かされるのですが、灯里を一本釣りしてるんです。
ちゃんと吟味して後輩を決めようと思っていたのに、結局はフィーリングに頼ってしまうあたり、決して完璧超人などではなく灯里寄りの性格なのかなと思います。
そのことは灯里の昇進試験の時も思わせる描写がありますね。
グランマやアリア社長なども良いキャラで、優しさに満ちた会社です。
癒されたい日本人に送る、素敵なアニメです。