「革命機ヴァルヴレイヴ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.1
感想・評価
1356
棚に入れた
6959
ランキング
843
★★★★☆ 3.6 (1356)
物語
3.3
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.4

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ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

このアニメから導き出される結論は?

2013年に放映された前期後期で合計全24話のロボットアニメ。
今回は1stシーズンってことで前半12話未完で終わっています。

 概要
西暦が終わっている未来。人類の7割が宇宙に移住しています。
「ダイソンスフィア」=人工太陽をブロック状のモノで卵の殻のように覆って、
そこを大地にして太陽熱をエネルギーにして電力を供給していて、
そういった人工的な建造物の中に地球の環境を再現して人々が生活してるという世界。
自分、SFの知識無いですし、そういうのは解説してるサイトで見てください。

で、宇宙に住んでる人類は3つの陣営に分かれてて、

ARUS =世界の警察アメリカ+西欧の連合体
ドルシア=ロシア+東欧中心で王族とかいる

この2つの勢力が争っている状態。

ジオール=日本語が公用語で中立を謳ってる日本もどきのアジア国
(中国人の子孫とかどこいったのかな?)

んで、主人公の時縞ハルトは日本もどきの国の普通の高校生だったのですが、
主人公が住んでる学校にドルシアが攻め込んできて、
そいつらを倒すために第1話目でロボットのパイロットになってしまうわけです。
ついでにいうと、機体に登録するときにロボットのパイロットは、
搭乗資格と引き換えに注射されて吸血鬼みたいに禍々しい存在になってしまうのですね。

戦いの中で敵の一人が味方になったり、学生の中からパイロットが徐々に増えたり、
恋とか学園ドラマっぽいことをやりながら物語は進んで行きます。
そして、物語の謎が深まり、戦うべき敵の正体を匂わすところで前期が終わります。

このアニメは豪華スタッフです。
キャラ原案が漫画家の星野桂でエルエルフとかイケメンキャラを多数用意してますし、
あらゆる方面にファンを取り込もうと電撃系(書籍)の人達も参加して必勝の体制で始まった企画なんだと思います。
主題歌は水樹奈々とTMの西川さんで紅白歌合戦にまで出場していますね。


 感想
12話まで観た所、話の大筋としては一応は王道寄りで、
きちんと友情を描いてて、熱い話を目指していました。

しかし実は、ヴァルヴレイヴってネタアニメとして有名なんですよね。

{netabare}潜入捜査なのに目立つことばっかりやってる敵5人組
しかも、調査が目的なのに情報を持ってるはずの研究者を皆殺し
変な異名
非常時なのに高校生の陽気過ぎる独立国ごっこ
第5話「歌う咲森学園」
第10話 「恋の選挙公約」の最後の情事
「楽しそう」
「青春なう」
「「安らかに」ボタン」{/netabare}

ハイセンス過ぎて、登場人物はまじめにやってても、
ギャグアニメと視聴者に受け取られかない。そんな場面が多かったと思います。

ジェットコースターみたいな展開。突拍子もない言動。
とにかく、視聴者の意表を突こうと頑張ってたわけですね。
おかげで、ヒロインの指南ショーコが電波キャラになってたりでして、
このアニメにいいところがあっても相殺されているわけです。

もしかして、あらゆる場面でセンスが狂ってて視聴者を置いてけぼりにしすぎたというか、
時代が追いついてなかった不遇なアニメなのかもしれませんね。

また、主人公たちはドルシアの軍隊相手に必死に戦ってる。
これはこのアニメの中では現実で死人も出てるんですよね。
ロボットでの戦闘は全人類にネットで中継されてるのですが、
ネット民はみんな平和な日常を貪ってる。主人公たちを応援する声があれども、
みんな対岸の火事。モニターの向こうのヒーロードラマの中の出来事みたいに他人事。
製作者が意図してるのかどうか知りませんが、ネットを皮肉ってるの?て思ったりもしました。

そういった作品世界の空気が、このアニメの評価を微妙なものにしているのかもしれませんね。

これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2015/11/16
閲覧 : 445
サンキュー:

39

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