セメント さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
彼らの夏が始まる
僕らは、あの夏で待ってる
「おねがい☆ティーチャー」の放送から10年、黒田洋介さんと羽音たらくさんのコンビが帰ってきました。
同じく長野県を舞台にした作品で、基本的におねティの設定を引き継ぎながら、長井龍雪監督お得意の青春群像劇が見られるという、極めて優秀なアニメだったと思います。
おねティと世界観を同じくするって、それだけでいいですよね、雰囲気だけでも楽しめます。
長井龍雪さんと田中将賀さんといえば「あの花」ですよね、もうちょっとタイトル変えれば良かったのにとは思うんですがそれは置いといて。
やっぱり田中将賀さんのアニメはクオリティ高いですよ、全編通して綺麗です。
メインだと、島﨑信長さん、戸松遥さん、石原夏織、荻原秀樹、阿澄佳奈さん、そして田村ゆかりさん他。
キャリーさん、当時すんごいハマりましたねー。
ミズハスのような可愛い声で歌も歌えて踊りも踊れるという。
実はゆいかおりのかおりT買っちゃうくらいハマってましたね。
この作品は何と言っても音楽ですよ!
OPのRayちゃんが歌う「sign」は、作曲・折戸伸治、編曲・高瀬一矢の「鳥の詩」や「shooting star」のコンビですよ。
よもや生きてるうちにまた聞けようとは・・・。
アニメに先駆けて冬コミであの夏のイメージソングCDが売られてて買っちゃいましたよー。
イメージソングの「告白」も折戸・高瀬コンビで相当良い曲なので是非。
主人公がチン毛パーマとは新しい。
いやぁ、谷川柑菜ちゃん。
1話の頃から負けフラグ立ちまくりで、雌豹のポーズまで披露してやっぱり負けちゃってるのが何とも・・・。
いや、だからこそ輝いて見えるのでしょう、負けヒロイン、良いじゃないですか。
放送時期が冬だったんですよね、まぁでも寒い季節に爽やかな夏を感じられて良かったようにも思えます。
10周年に合わせるとどうしても冬になっちゃいますからねー。
あと本作の舞台になった長野県小諸市に友人らと行ってきました、最終話放送直前とかだったと思います。
最近、"アニメで地域活性化は出来ない!"みたいなプレゼンが話題になってましたっけ。
小諸市、とても雰囲気のある街で、本作のポスターや巡礼ノートなんかも設置されていて楽しかったですよ。
アニメ好きなマスターがやってる"自家焙煎珈琲ころも"には行く価値存分にあります。