うち. さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
仮面を継ぐ者
豪華過ぎる声優陣で話題になったうたわれるものの続編。
今作では有名どころと人気な声優を集めたようです。
「彼」の居なくなったその後の世界でどんな物語が繰り広げられるのか期待と不安があります。
このアニメはやたら風呂に入るシーンが多く毎回テコ入れのような状態、風呂好きのクオンが原因か?
戦闘描写は動くと言えば動く。うたわれ特有の集団戦がまだなので(六話時点)それを観てから改めて評価したいと思います、今の所は好印象。
OPEDを歌うのはsuaraさん、相変わらず素敵な歌声です(久しぶりに聴いた)
BGMがまた良い味を出しています、前作のBGMもあったりするかも。
難点と言えばキャラが多くて名前が覚えられ無いという点。全員カタカナで文字数は多くは無いのが救い。
でもキャラの多さがうたわれの美点というか特徴なので逆に少ないと寂しいとさえ思います。
続編とありますが今作から観ても一応大丈夫な筈です、本当に大丈夫かは保証出来かねますが…前作キャラとか登場するので推奨するとすれば前作のアニメも観た方が楽しめるでしょう。
・二十話まで観た感想
(19話、20話)ヤマトVSトゥスクルが始まりさあシリアスパートの始まりかと思いきやそうでもなく命をかけた戦いなのにコメディ部分を挿入するというよくわからない展開になりました。そもそも今までが日常シーン多すぎて緊迫感が薄いのにさらに薄くしてどうするんだって話ですよ。
VSクロウで誰も血を流さないのはちょっと滑った演出だと感じました。
期待していた作品なだけあって大変残念です、次回はシリアスな展開になると思います。
・二十二話の感想
前作のようなシリアス突入、こういうのが観たかった!混乱のヤマトでハク達はオシュトルを救出作戦開始しました。真面目過ぎるオシュトルとそれに付き合うハクの二人は緊迫した状況の中でちょっとした笑いが生まれました。
このままいくとヴライがラスボスで皆で戦うか、一対一の男らしい戦いになるかのどっちかでしょうね。
ムネチカはトゥスクルで生きているのでしょうか?そこが疑問です。
CMで知っての通り九月に偽りの仮面の続編でありうたわれの最終章である「二人の白皇」が発売されるそうです。
・最終回まで観た感想
オシュトルという存在を継いだハク。死よりも過酷な修羅の道を選んだという結末でした、偽りの仮面という物語全体で言うと今回のアニメは半分まで消化したということなのでしょうか。
オシュトルとハクの最期の会話のBGMはおそらく前作のアニメではグランドED、ゲームではEDとして使われた「キミガタメ」のアレンジでした。
最終回はカラーからモノクロへの転調が多様されていましたがクオン視点で語るとハクが居なくなった世界は色が無いという切ない心情を表現する演出だったのでしょう。
すべての謎は明らかにされませんでしたがすべては「二人の白皇」で明かされるでしょう。
◯良い点、悪い点
・偽りの仮面
アクルカ、アクルトゥルカ(仮面、仮面の者)のこと。偽オシュトル(ハク)のことでもあるのかも。
そして本家仮面、ハクオロさんのレプリカに過ぎない…という意味合いも含まれている。
ハクオロさんは死者蘇生とか人をドロドロのお化け(今作ではタタリ、前作ではオンヴィタイカヤン)にするなどの超能力が使える。
・キャラ個人との交流が少なかった?
ハクとルルティエの腐った妄想なしの交流って少なかったような…ゲームだとあるのかな?
その代わりキャラ全体の交流というか日常シーンは多かった、多すぎた。
・魅力的な敵が少ない、戦闘描写が少ない。
ヴライはともかくウズールシャで濃い敵は不在、他の国とバンバン戦うということもなくヤマトが大国というのもあるけれど戦争描写はトゥスクルが最後だったのは寂しさが残る。
ただどちらも悪いわけでもなく少ないながらも戦争の悲惨さを描写する上では良かったと思われる。
・日常シーン多すぎない?
元はギャルゲーなわけだしそこは許容出来る?かも。
・キャラに愛着が湧きやすい
実は日常シーンが多いおかげでそのキャラがどういうキャラなのか、どういう立場なのかが分かる仕組みになっている。2クールの利点。
・積み重ね
オシュトルとハクの友情、ハクとクオンの友情を超えた何かなどは非常に良かった。
人間関係の描写は評価されて欲しい。
◯総括
なんだかんだで文句を言いましたが良いアニメだったと思います、ゲームファンはキレてるけれど私はまだゲームの方はやっていないので何とも言えません。
久々にうたわれの世界を堪能出来て私は満足です。