青陽 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Vederti è sempre un grande piacere.
恥ずかしいセリフ禁止!(先置き
その開始5秒で涙腺崩壊する映画は…
映画館へ近づくだけでドキドキした。
照明が暗くなってさらにワクワクして
映画が始まっただけで はうっ!となって
ピアノが、音楽が流れた瞬間…もうダメだった。我ながら早すぎると思った。でも、それも仕方ない。
再会できて嬉しいのはネオヴェネツィアの住人だけじゃない。
優しく流れてくる劇伴のひとつひとつが懐かしい友人のよう。
ARIAは音楽も本当に大好きな作品だから。
聴き馴染んだOPテーマやBGMが流れるだけでも幸せ。
しかも3話構成のおかげで3人の旧友に再会できたよ、ありがとう。
それにアテナさんの歌…!
アテナさん…!!
クレジットに川上さんの名前を載せた、その想いを知っただけでも
もうたまらなかったのに…。
アテナさんを通して
素敵な2人の女性に再会できた。
月並みな言葉だけれど、作品に関わる全てが本当に素敵で素晴らしい。
キャストもスタッフもARIAの優しい愛で包まれていて、包み返していて。それが至るところから伝わってくる。新たにARIAの世界に加わった方々もそう。ARIAに出逢ったのがキッカケで声優の道を志した茅野さんが
新作で新人キャラを演じることになったのも、名前からしてARIAのテーマソングを歌うのにぴったりな西沢幸奏さんが選ばれたのも、全てがみらくる!愛でいっぱいの作品。
ありがとう。
そう。
きっと、懐かしくて涙が出たんじゃない。
画面から ゆらりと漂ってくる愛に触れて、それに自分の中のARIAを好きな気持ちが呼応して、一つになって、かけがえのない想いが心から溢れたんだ。
愛おしすぎて涙が零れてくる、それは本当に素敵な…
AQUARIA 誰をも幸せで包みこんでくれる世界。
その惑星の物語は
現在と過去を行き来して。
さまざまな想いは導かれ、運河にて出逢い、さらさらと優しく流れながら
やがて遥かな蒼へ、未来の希望へと繋がっていく…。
ⅰ プリマとなり、忙しい日々を送る灯里たち3人が偶然出会ったことから
アリシアさんの裏誕生日の思い出話へ…
食前酒として1期11話「そのオレンジの日々を…」を観てから行ったのでより心に響いた。
それぞれかっこいい憧れの先輩たちの可愛らしい姿。
「水の3大妖精」と呼ばれる彼女たちの 少女のような笑顔。
この話はね、原作の中でも特に素敵だったアリシアさんの笑顔がアニメ化されて更に輝いていて…!
原作から変わって、アテナさんの歌という素敵なプレゼントが追加されたのも良かった。みな、笑顔が本当に素敵んぐだった。アリスの天使スマイルといい、こんなに愛らしい笑顔を高クオリティーの作画×劇場の大画面で見られる幸福たるや!
ⅱケットシーが導くアイちゃんの新たな出逢いと、灯里とケットシーのお別れと…
ケットシーを探して街を探検する3人の姿は、かつて宝箱を探して町中を巡った灯里たちを思い起こされてほっこりした。
それと、アイちゃんたちがサン・マルコ広場で休憩してるとき
カフェ・フロリアンの店長さんが映ってたのは個人的にかなり嬉しかった!笑
そして
原作でもお気に入り、灯里とケットシーのお話。…猫妖精、サン・ミケーレ島の時よりイケメン!
ARIAが終盤に近づいていることを象徴するエピソード。ケットシーとの別れは灯里の新たな未来を示していたけど、今作ではそれに加えて
ケットシーの存在が後輩アイと仲間との新たな出逢いに繋がり
そしてあの別れで得た灯里の気持ちが次の3話にも繋がっていて…。やはり未来に続いていくのです。
サトジュン・吉田玲子コンビの力に改めて感嘆しましたね。
ⅲアクア・アルタ日和には、大切なみんなで集まって…
多忙な日々、なかなか揃って集まれないプリマたち。でも誰もが休まざるを得ない日がある。それがアクア・アルタ。ウンディーネは開店休業状態、絶好のパーティチャンスです。
改めて集合した姿を見ると、皆成長していて時の経過を感じさせてくれます。特にまぁ社長!でっかいでっかくなってる!!
それに、まさかのグランマも登場してくれて!
でも
歌姫となったアテナさんは、やっぱり集まれない、か…とアリスのように寂しい気持ちになりかけた時
またしても高らかに響いてくる素敵な歌声…!
泣いた。
本っ当に最初から最後まで押し寄せ続けてくる、止まることを知らない素敵んぐ!
ちなみにパンフによると
実際にヴェネツィアを訪れた時、歌劇場が見えるあのロケーションを見つけていたそうな。10年前のロケハンが未来(いま)の感動に繋がった…どこまで素敵に溢れているんだ!
映画のパンフレット読んで泣いたの生まれて初めてだよ
…本当にラストの話は泣かされっぱなしだった。アテナさんの歌はもちろん、私以外の多くの涙腺も崩壊させたであろう
アリシアさんの抱えていた想い。
いつもにっこり、あらあらうふふ。穏やかで大人な女性で、灯里たちを見守ってくれていて。
悩みなんて無いのではないかと思われたアリシアさんの想い…!
この素敵な時間が止まってしまえばいいのに
そんな風に感じていたのは映画視聴時の私だけではなかった。
好きに囚われて保守的になってしまう。仕方ない。だってそれは変えたくないと思って当然の、本当に素敵な時間だから…
けれど、そんな思いを変えてくれたのは灯里の言葉
寂しい、悲しい と思うのは
それだけ好きで大切な存在だから
幸せモノの証なんです
淀んでいた心も全て清らかにしてくれる
包みこんでくれる
ネオヴェネツィアの海のように…
だから、だから…アクアマリンという通り名を授けたのですね…!
出逢い、夜光鈴、雪虫、電車から見上げた桜、プリマ昇格…
こんなの、涙腺崩壊アクアアルタになるに決まってるじゃあないか…!
危うく公共の場で嗚咽するところでしたよ!
寿退社→ゴンドラ協会へ
初見のときはウンディーネをあっさり辞めてしまったのを寂しく感じたけど
アリシアさんにもいろいろな葛藤があって…でも本当にAQUAが、ネオヴェネツィアが、ウンディーネが大切だから
水先案内人の未来をもっと素敵なものに変えたくて、あの決断をしたんだね…
アリシアさんがますます好きになった。もちろんARIAの登場人物は皆好きだけど、やっぱりアニメキャラの中で一番好きなのは彼女だと再確信。
老若男女、誰から見ても理想の女性でしょうよ。
まったく、アリシアさんの旦那さんはアニメ界一幸せモノの男だよ。異論は認めるけど認めない。
…それにしても、灯里の言葉には驚いた。
あれは自分も感じていたことだったから。
灯里の心がすこしは映ったのかな?
ARIAを好きになって、作品に触れれば触れるほど大切な、特別な存在になって…
きっと私にも
灯里のきらきらした波がさざめいてきて、アクア・アルタのようにきらめく透明で、心を優しく満たしてくれたから。
穏やかな人だと
ともにいると落ち着くと
そんな人になれたのは
きっとあなたに出逢えたから
…これほどに優しく、素敵な影響を与えてくれたアニメは他にありません。
ありがとう。
その星の物語は
現在と過去を行き来して。
さまざまな想いは導かれ、運河にて出逢い、さらさらと優しく流れながら
やがて遥かな蒼へ、未来の希望へと繋がっていく…。
「さあ、漕ぎ出そう」
ウンディーネのサビでもお馴染みのこのフレーズがじんわりと優しく、だけど確かに強く、心に沁み渡る。
もっと楽しく、もっと素敵な
みらくるな未来になるように
漕ぎ出そう
少しずつ 少しずつ 漕ぎ出そう
…こんなに優しくてあたたかいエールをアリシアさんから貰ったら、私達も漕ぎ出して、漕ぎ続けていくしかないよね。
piacere
後半は感涙しっぱなしだったけどEDでまたジーンときた。
可愛らしいディフォルメ絵が表す移り変わっていく時間。時が過ぎ、世代は移ろっても変わらない「喜び」、褪せることなくさらに色濃くなっていく「好き」。
最初に主題歌が牧野さんじゃないと知ったときは少しガッカリしたけれど、ガッカリすることなんて何も無かった。本当に素敵な曲。ARIAの世界観を歌える人がまた一人増えた。これも未来がくれた みらくるな出逢い。素敵な歌をありがとう
この先、ネオヴェネツィアの海のように広がっている
そのみらくるな未来は…
10周年おめでとうございます!
そして素敵な時間をありがとう…本当にありがとう。映像も音も物語も、何もかもがARIAファンの望んだ素敵なクオリティと愛で溢れていました。上映中、私は完全にinネオヴェネツィア!でしたよ。
観る前は
これ観終わってしまったらでっかい喪失感に囚われそうだなー…などと思っていましたが、杞憂でした。
「THE AVVENIRE 」
タイトルどおり、この映画は未来への輝きに満ち満ちていて。
金色の波を割くゴンドラに乗っているかのような時間を過ごすことができて。鑑賞後は
穏やかで、優しくて、あったかくて、愛しさに溢れた、そんな幸せな気分が心地よく残りました。
まるでゴンドラが通り過ぎた後のゆらめく水面のような余韻が…。
どれだけありがとうと言っても感謝しきれない。好きでも大好きでもない、これは紛れもなく「愛してる」という感情です。ひとつの漫画・アニメ作品をこんなに愛しく思えるなんて…
至福の時をありがとう
この先もARIAと、ARIAを愛する人に幸せがあらんことを
みらくるな癒しと希望を与えてくれたこの映画に、いつも何処でもいつまでも素敵なARIAに
でっかい敬意と愛を込めて…