「撲殺天使ドクロちゃん(OVA)」

総合得点
64.1
感想・評価
464
棚に入れた
2180
ランキング
3986
★★★★☆ 3.5 (464)
物語
3.2
作画
3.3
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.7

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しまっちゃうおじ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛なら仕方がない

原作未読です。

今見ても結構面白い作品ですが、時代を考えると、かなり最先端と言うかバ

イブル的なものを感じます。

非常に刺激の強い暴力描写が多い作品です。だが、ギャグモノだ。

暴力シーンは個人的にその作品で不快に感じるものとそうでないものに分類

されます。

まず、バトルモノは暴力シーンが前提のものなので許容できます。暴力シー

ンというよりも「戦闘シーン」と言ったほうがしっくり来ますね。バトルモ

ノでなくてもケンカのようなお互いが殴りあうものもここに含まれます。こ

の中でも「男が女を殴る」といういわゆる「男女平等パンチ」に不快感を抱

く方もいるかと思いますが、私は許容できます。逆に一方的な暴力は不快感

を感じてしまいます。それが「いじめ」のように物語を演出しなくてはなら

ないものであれは不快感は感じませんが、刺激の強い拷問シーンなどは目を

覆ってしまいます。

そして、ギャグモノでの暴力シーン。主に「ツッコミ」に用いられることが

多いと思いますが、それが「笑い」を生むことができていれば許容できま

す。主観になってしまいますが、それが面白くなければ嫌悪感を感じてしま

います。

どのジャンルにも存在する「日常シーン」。これの暴力描写が非常に不快感

を感じます。例外で言えばキャラクターを演出する上での暴力くらいでしょ

うか?「このキャラクターは言葉より手が先に出るんですよ」という「不

良」や「ガサツ」なキャラクターを演出するものです。これは不快感があっ

たとしても矛先が「作品」ではなく「キャラクター」に向きます。

この作品にもありましたが、自分の部屋の扉を開いたら女の子が着替えてい

る。そして理不尽にも殴られる。この予定調和の理不尽な暴力は好きではあ

りませんが、いろんな作品にあふれていてさすがに「慣れ」てしまいまし

た。とは言っても、日常シーンでの理不尽な暴力描写は大なり小なり不快感

を感じてしまいます。

そういう意味ではこの作品は私の中では「グレーゾーン」です。

しかし、それを補う要素が多くある作品だと思います。

時代などを含めて、客観的にいろいろな視野から見れる人にはおすすめでき

る作品です。

どうでもいいことを長々と失礼しました。

投稿 : 2015/11/08
閲覧 : 253
サンキュー:

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