せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
素朴さがこんなにも心地良いなんて(o^-')b グッ!
■『蟲師』ってとっても素敵な作品なのですよ (o^-')b グッ!
初めてこのタイトルをみたとき・・・『蟲』って・・・おぞましいやつでしょ・・・って思っちゃいますよね!
でも、あにこれ友達のベスト10でも良く見かける作品でしたし、レビューをよ~く読んで見ると・・・
〆(^∇゚*)フムフム♪なんだか良さそうじゃないですか!
それでは蟲師の世界へρ(^-^*)ノ イッテミヨー!
・・・1話視聴・・・2話視聴・・・3話視聴・・・(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
とっても独創的でかつ繊細で人を惹きつける魅力溢れる作品に「名作発見」って感じで興奮しちゃいました!
この作品の『蟲』っていうのは、生命の原点であり、とっても神秘的で幻想的な存在のように表現されているのですけど、一言では言い表し難いですね(^▽^;)
現代的に表現するならば。。。o(゚^ ゚)ウーン「微生物」ってかんじでしょうかw
想像してみてください・・・微生物が手のひらサイズに巨大化した世界を・・・ゲッ!Σ(・ω・;|||
どちらも普通の人には「見えない」し、その行動には意思はなく、生き抜く為の最低限の本能だけで行動しているところも似てるかなって印象です♪
ちなみに『蟲』は一部の能力(妖質)を持った人しか見えないって事なので、小さくて見えないって訳ではないんですよ!
本作品の主人公のギンコは『蟲』を見ることが出来る能力に目覚め、『蟲』に関わるすべての事を生業とした職業『蟲師』として各地を旅していたのです。
そんなギンコが訪れた先で出逢った『蟲』と『人』の不可思議な日常を幻想的で叙情的に描いた1話完結の物語なのです♪
■総評
色んな角度から『蟲師』って作品をみた時に感じるのは「ノスタルジック」な雰囲気を大切に作られた作品だって事が感じられますね♪
ギンコの服装だけは除いてですけどw
まずはOP曲では、アコースティックギターを使ってますね♪
木の素材の良し悪しで音色が決まる繊細な楽器ですけど、その素材の温か味を感じられる音色と旋律がホッとするような優しい歌声とリンクして蟲師の世界観を引き立ててくれましたね!
毎話どんな物語を魅せてくれるんだろうって((o(^∇^)o))わくわくもさせてくれました♪
また時代設定も江戸~明治にかけてって事だったみたいなので、木造の家屋に和服といった日本の情緒を感じさせる描写が徹底されてましたね(*^-^)
そして訪れる村や里も海や川や大きな山々に囲まれているなど、とっても自然豊かで心が和むんですよね(⌒^⌒)b
淡い色彩で描かれた水墨画風の背景は趣があって、設定した時代の情緒漂う街並みをより引き立ててましたね♪
また時折魅せる山水画のような背景は神々しいイメージを視聴者に与えてくれていて、『蟲』という神秘的で幻想的な存在を印象付けていたように感じました!
ストーリーも安定感抜群で、全話良く出来ています♪
『蟲』は決して悪くない。『人』も勿論悪くない。
無意識のうちに共存できていれば問題ない生態系をどちらかがその生態を犯す時、感情と知恵を持ち合わせている人間だけが恐れ、絶望、悲しみといった感情を抱くのです。
でも『蟲』と対峙したとき再び調和を保つことができるもの人間ってことなんですよね!
もちろん『蟲』を見る事が出来る能力を持つ蟲師がその役割を担うことになるわけですけど♪
だから、蟲退治をするわけでもなく、蟲の生態を研究しつつ、蟲に関するトラブルは基本的に隔離!それがヾノ'д'o)㍉㍉なら対症療法なんですよね♪
なんだか身近な病原菌や体内の善玉菌なんかも『蟲』に思えてきちゃいますね∑('◇'*)エェッ!?
この距離感が本作品の魅力の一つなんでしょうね!
BGMも必要最低限しか使われていないのと、登場するキャラの淡々とした語り口が素朴な印象を与えていてさらにこの作品に一体感を感じさせてくれていました♪
一気に観るようなアニメではないのでけど、観た人の心にいつまでも残って、それでいて決して色褪せることのない、そんな表現が似合う作品が『蟲師』なんだなぁって思いますd(>_・ )グッ!
とにかく、一度は観ておきたい名作ここにありなのですo(`⌒´*)oエッヘン!
2011.12.03・第一の手記