天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝61
いわずと知れたリアルロボット物の金字塔です。
作品としては古いため、作画については決していいとは言えませんが(汗)メカの設定など、その独特の世界観は他のロボットアニメとは一線を画すと言っても過言は無いでしょう。
自分的なポイントは以下の通りです。
①メカの設定
主役であるAT(アーマード・トルーパー)が完全な機械、つまり量産型の兵器であり、主人公の操る機体も例外ではないです。
というか、破壊されればあっさりと機体を捨て去るし、壊れた部品を集めて一から作り上げたりもします。
まあ、AT自体も魅力的なメカで、回転してズームアップなどを映像で見せるターレットレンズ、足裏のホイールを回転させ地面を滑走するシーンや着地する際の見せ方など、初めて観た時は、おおっと思わず唸ってしまいました。
②主人公であるキリコの魅力
元レッドショルダー(特殊部隊)であり、卓越した戦闘能力を持つものの、無口で無愛想(苦笑)、世間知らずという欠点もある性格ですが、とにかく強い、そんな男がフィアナ、ゴウト、バニラ、ココナらと出会い、本来の自分を取り戻していく過程がいいです。
しかし、いくら全裸とはいえ、坊主姿の美女にギロッと睨まれたらビビッてしまいますね(おいっ)
③1クールごとに変わる舞台
最初の舞台であるウドでのバトリングと治安警察との闘い、そしてどう見てもカンボジアとしか思えない第2の舞台であるクメン、特にこのクメン編ですが、印象深いです。
どうやら内戦状態のカンボジアでも、このボトムズが受信(おそらく近隣国で放送されたもの)されて見られ、人気があった模様です。
第3のサンサ編は、個人的にはイマイチでしたが、最終編のクエントでは、今までの流れが集約され、盛り上がっていく様は壮観でした。
④個性的な次回予告のセリフ
・次回「出会い」キリコが飲むウドのコーヒーは苦い。
・次回「救出」 明後日、そんな先の事は分からない。
・次回「不可侵宙域」だが、今日という日が、昨日のためにあるのだとしたら。
こう書くと、別になんとも感じないかもしれませんが(う~ん、)ロッチナ役の銀河万丈の語りは、作品に独特の魅力を与えました。
という事で、自分もやって見たいと思います。
「天地人が飲む家のコーヒーは不味い」
やっぱりボトムズのセリフはカッコいいですね(トントン)
なんだよ、うるさいな(トントン)
今いいとこなんだから(クルッ)いいかげんに・・・(ゴゴゴッ)うわーっ(悲鳴)