大滝政人 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
続きが観たい…
最初に言っておきますと、
お話そのものは完結しません。
ですが、とても魅力にあふれた作品です。
分類的には雰囲気アニメでしょうか。
あらすじは…
舞台は近未来で大企業が世界の9割を管理していて、
1割の一角である東京でテロリスト(反乱軍)が戦う感じ。
と言っても本筋は、これからってところですけど。
強化人間や超能力者、魔術?とか出てきますが、
これらがケンカせず不思議とマッチしている世界観でした。
がっつりバトル物ではない事も作品的・私的に良かったです。
あとは多少のグロありなので苦手な人は注意ですね。
全体的に画質が良く安定したアニメです。
音楽も渋くて良いですね。
ちょっと私的に残念というか不満をあげると、
主人公がサブな感じな事と、
少年が片鱗すら見せずに終わる事だぁ。
(一応、見せてるといえば見せてるが)
激しく続編希望なんですけど、
1994年という事なので絶望的ですかね…。
漫画を読むしかない様です。
一番の魅力は主人公なので、
最後にネタバレっぽく書いときます。
{netabare}
少々スラムった新宿歌舞伎町の別名から拝借し、
そのまんま、ダークサイドと名乗る黒ずくめの男。
なんだか首無し騎士のイメージが頭をよぎりました。
『闇』というものを極めており、
人々の心に巣くう闇から介抱させている模様。
幻覚を見せてトラウマを取り除く精神医師…という訳ではなく、
その闇に良くも悪くも意味を持たせる感じでしょうか。
その行為を本人は『修正』と言っている。
あきらかに現実世界に直接、力を及ぼしてる場面もあるので、
ざっくり言うと闇能力者?なのだろうか…。
私的にはダークサイドではなくダークマスターと呼びたい。
原作を読んでいないので的外かもしれませんが、
アニメを観た感想という事であしからずです。
{/netabare}