runa21 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ラストのあれってどういう意味だったんだろう・・・
この物語を見終わり、
自分の内容把握能力の低さを
ここまで悔しく思ったのは初めてかもしれません。
理解できた方、おバカな自分に
そっと教えてくれませんかね
あのラスト・・・。
どういう意味だったと思いますか?
これは原作を読めということなのか?
そうなのか?
原作1巻だけ読んだけど
なかなか大きい本だったので集めるには苦労しそうだと思い
断念したのだけど、
これは断念せずに集めろという啓示なのか?
そうなのか?
それくらいラストのあの表現が何だったのか・・・。
ただ、内容そのものはとても面白かった。
死後、人の脳を取り出し、
その脳に記憶されている映像を見て
犯人を突き止めていくというお話だ。
簡単に話してしまえば
なんてひどい話なんだろうと思うが、
案外昨今の監視カメラについてもいえることかもしれない。
プライバシーを取るか、それとも犯人逮捕を優先するか。
監視カメラが活躍して
犯人を絞り込めた例は数多くある。
だけどカメラが増えれば増えるほど、
プライバシーは侵害される。
見られたくないことも記録されているかもしれない。
ただ、この話は監視カメラ程度の事ではなく
被害者の脳を取り出し、その脳内に記憶されている内容を見てしまう。
当然プライバシーもあったもんじゃないな。
でも、それで犯人逮捕に大きく貢献している。
う~ん。どっちがいいんだろうね。
だが、おそらく、
いくら仕事とはいえ、ここの課に飛ばされたら、
頭狂っちゃうだろうなと思う。
人の脳内とはいえ、
映像は鮮明ではない。
時々
「脳内フィルターがかかっている」
という表現を聞くが、
まさしくその通り、
その人の脳内で見ている映像は、
必ずしもほかの人の見ている映像と一致するわけではない。
それだけでなく、
事件のためとはいえ、その人の知られたくない秘密を
彼らは覗くことになってしまう。
そのうえ事件を解決したとしても、
彼らが映像を見ている被害者はもちろん死んでいる。
いろいろと救われない。
それなのに、なぜかこの物語は人を惹きつける
薪さんというキャラクターは印象的だけど、
基本登場人物は警察官
マンガやアニメのキャラクターとしては「地味」なのである。
物語も上記に上げたようにちょっと独特で、
決して笑える話でも、感動する話でも、ためになる話でもない。
非常に地味な物語なのである。
なのに非常に印象に残る物語なのである。