ふりーだむ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
80~00の狭間、ロボットアニメ変革中の過渡期作品
憧れの先輩に告白中に異世界から現れた龍と少年の戦いに巻き込まれ、異世界に飛ばされてしまった少女・神崎ひとみ。
そこで出会った王子、バァンと先輩にそっくりな騎士・アレン。そしてガイメレフと呼ばれる兵器。ガイアと呼ばれる世界で、争いに巻き込まれつつ、二人の男の間で揺れる少女を描いた物語。
ガンダムを始めコンバトラーやボルテスなどが彩った80年代から近年のロボット作品の中間期に製作された作品。
画と内容は古めかしながらも、新たなチャレンジの跡が見受けられる作品でした。
少女漫画とロボットものというコンセプトのようですが、ガイメレフのデザインもあまりよくなかった気もしますし、ストーリーはどっちつかずの古臭い感がありました。特にラストは詰めすぎた感を否めませんでした。
もう少し、アレンとディランドゥ(セレナ)の部分にもう少し尺をとっても良かった気がします。いきなり「妹でした」と言われても、、、びっくりというか、唖然としてしまいました。
坂本真綾さんを前面に押し出した形になっている作品にも見受けられます。ED曲はさすがに時代を感じましたがw
最後まで見て、「隠れた名作」と言われているようですが、「そこまでかな」というのが率直な感想です。
ヤマもなく、オチもなく、まぁ一本の作品としてはそこそこ面白かったですが。
いま見ればこんな感想になってしまいますが、当時からすればかなりの作品だったとも思います。
なので、今更感のあるこの作品をオススメすることは致しません。放送当時見た方に懐かしんでいただく作品ですかね。
やや批評気味ですが、作品としてはその辺も踏まえて見たということで、面白く拝見させていただきました。