しまっちゃうおじ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
片腕でバレット撃つとかどんだけだよ
原作既読です。
TV放送シリーズの続編です。
ブラックラグーン好きの中でも好き嫌いの別れるストーリーです。個人的に
は1番好きなストーリーです。
OVAということでTV版よりキャラクターデザインがより原作に近づき作画も
向上しています。
ストーリーは多くの組織が絡み合い裏で工作している組織もあるので全容を
つかむのは非常に難しいストーリーです。国際情勢なども理解していないと
理解できない部分も多々あります。
こういった部分が懲りすぎていて好き嫌いが分かれる要因なのかもしれませ
ん。
単純なドンパチでも充分に楽しめると思いますが、「ゴルゴ13」などが好き
な人はより一層楽しめると思います。
最後が原作よりもキツイ描写になっているので、過激なものが苦手な人は避
けたほうが良いかもしれません。
話がわからない人用のヒントです
{netabare}
ベネズエラで革命運動
アメリカは面白く無いのでテロを起こす。
テロを起こしたのはキャクストン率いるグレイ・フォックス
巻き込まれたのはガルシアくんのパパ
ロベルタは激おこ 1枚の写真から犯人を割り出し屠り始める
その頃、キャクストンは次のお仕事でタイにある大きな麻薬農場の責任者を
捕まえるためにロアナプラに。ロベルタもロアナプラに向かい、ガルシアく
んもロベルタを追ってロアナプラへ。
ここからが難しい。
三合会
三合会はその大きな麻薬農場から麻薬で商売しているのでグレイフォッ
クスの目的を阻止したい。だけどロアナプラの中でドンパチが起こるとアメ
リカに目をつけられかねないので、ロアナプラの外でグレイ・フォックスを
潰したい。
ホテルモスクワ
アメリカなんざ関係ない。うちの縄張りで暴れるアメ公はぶっ潰す。
コロンビアカルテル
とにかくロベルタの首がほしい。だけどアメリカは怖いから手は出せな
い。
NARC(コロンビア革命軍)
ロベルタが元所属していた組織。とにかくロベルタの首がほしい。アメ
リカが絡んでることは知らない。だけど邪魔するものは排除する。
暴力教会
暴力教会のシスターエダはCIAのエージェント。今回のグレイフォック
スの作戦は国防総省の独断作戦。すなわちNSAの独断とも言え、NSAの上位機
関であるCIAに情報が流れてこない事が面白くないのとNSAの隠密作戦という
分野の拡大の恐れがあるので阻止したい。なので、グレイ・フォックスの作
戦内容を三合会にリーク。暴力教会は得ができればいいので厳密にはCIA、
エダの意向。
ラグーン商会
この件にはかかわらない。ロベルタ救出はロック個人で行っているも
の。
ロベルタ
グレイ・フォックスの壊滅。
グレイ・フォックス
国防総省の極秘任務で3国にまたがるゴールデン・トライアングルと言う
麻薬プラントのシュエ・ヤン将軍を捕縛し裁判に出廷させる。
と、それぞれの目的、意向が存在してます。しかし、それに反し物語が進む
につれて心変わりや、内輪もめを起こすなど更にややこしくなりますが、そ
のへんは物語から読み取りやすいものだと思いますので割愛します。
{/netabare}