高橋店長 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
毒にも薬にもならないどうでもよい作品
ストーリーに緩急がなくどうにもつらいので第11話からは流し観です。
市民革命的な雰囲気に三国志的な何かと封神演義的な何かを必殺仕事人的なテイストで時代劇風のお気楽な命のやり取りを交えつつ、敵も味方も色々あって大変だよねーと言いながらバトル物の少年漫画の乗りで大切な何かのために頑張る作品。
それらどうでもよい要素を除くと残るのは、ちょっと変わり者の怖くて強いお姉ちゃん(敵の最強の将軍)にスキスキ言われてもう困っちゃうなー、という一点のみ。
それ以外は着目すべき点は皆無で、どこかで観た何かが延々と積み重なっていく新奇性の感じられない駄作というのが正直な感想。
以下第10話までの感想。
ここまでのところキャラクター・設定・ストーリー、どれをとっても平々凡々な魅力しか無く、今後魅力的なキャラクターが登場することも期待できず、また展開として味方が何人死のうが敵味方が入れ替わろうがどうなろうが現時点で引き込まれるところが皆無なので評価が覆える見込みは薄い。
キャラクターをどんどん退場させる割に出来の悪い少年漫画のように演出がちぐはぐで、唐突さはあれどテンポの良さはない。見入るのではなく訝しみ呆れつつ話は進む。
まあ何もかもがライトで薄っぺらい御話という感じで、要するに書き手の情熱が全然伝わってこない。あるいは作者は残酷にみえる諸々を並べておいて総体としてはブラックユーモア溢れるコメディにせんと企図したが、力量不足で見事に失敗したということなのかもしれない。
とにもかくにも、ことさら褒めるべき点もなければ貶すべき点もない、存在してもしなくてもどうでもよい作品。話はあれとしても作画や声優さんは標準的なレベルなので、無為に過ごすことが有益であるときに鑑賞をお勧めする作品です。