しまっちゃうおじ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
むしし1
原作未読です。
私はこの世の中は「0」と「1」でできていると思っています。しかし、0と1
だけでは説明できないものもあることも理解しています。そのグレーとも言
える物事を白と黒に分けたり、その考えを知ることが好きだったりします。
この物語は、そのグレーの領域を「蟲の仕業」で説明しています。なかなか
面白い発想です。
一見、江戸時代後期から明治初期くらいの時代設定なのかな?と感じます
が、観ていくとどうも違う。ベースは幕末くらいなのでしょうが、それに似
た別の世界、パラレルワールドといった印象を受けました。
登場人物は着物を着ているが、主人公だけなぜか洋服。男も女も髷を結って
いる者は一人もおらず、女性も髪は長くても束ねている者も極端に少ないで
す。そして、人の多い所に「蟲」はいないのか「町」と呼べるような場所は
舞台にならず、ほとんどが「人里離れた」と付きそうな村や家が舞台になっ
ています。「蟲」の存在以外にもこのようなところが、違和感の感じる不思
議な世界を構築しているのだと思います。
個人的に好みのキャラクターデザインなのですが、顔のレパートリーが少な
いのか故意にそうしているのか「同じ顔」が目立つように感じました。
それと、声優さんの良し悪しは詳しくないのですが、「棒読み」が目立つ印
象でした。子供には子供の声優を当てているらしいのですが、それが良いの
か悪いのかは分かりませんが、いい印象は受けませんでした。ですが、最近
のジブリにみられる「人気の芸能人」を主役に当てるといったような嫌悪感
を感じるようなものではありませんでした。
そういった理由から声優とキャラの点数を低めにしています。
取り敢えずこの辺で、続きは「続章」に記します。