moaimoai さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
※追記で終記 /別視点の見方・特撮に通ずる會川昇氏(脚本)の長年の構想
単刀直入に言います。世代、趣向の好みが違った…泣
元コメントの通り内容より、むしろ作り手の熱量の方に興味が惹かれました(笑)
観ながら、世代・趣向がジャストフィット(古い)すれば内容や時系列・伏線未回収など見せ方の複雑さも
自分の幼少期を懐古することで包み込めるんだろうな〜と
作品自体の「モノ」としてより、作品を通じた懐古体験含めた「コト」に重きを置いている印象を受けました
自分も時が経てばそうなるのかな〜と考えると、今はその感覚に浸れない物悲しさが…笑
ただ……どうしても作画含めた、綺麗に言えば「レトロ」な色彩は肌に合わなかった…泣
--元コメント--
数話観て中々のカオスだったので、「作品の背景」が気になり徒然に調査
■数話観た印象
年号を昭和→神化にして戦後日本が舞台。
多種多様なヒーロー達が同時に実在している、ある種のカオス(笑)
舞台の昭和臭は強いのだが、ネタはどことなくアメコミ風?
色んなヒーローやら特殊能力者やらゲームキャラが集まってドンパチカオスは定番
■ 原作者が脚本担当?
調べたら、今作の元を辿ると「鋼練(一期)」のシナリオなどで知られる、今作品脚本の會川昇(哀川翔ネタで有名?)さんが海外のSF小説
『ワイルドカード』
に影響されたのがことのはじまりはじまりー。 ※wiki調べ
未読なのでさくっと検索してみると
日本では
『大いなる序章』(上・下巻)
で販売してるようだ。
wikiなどの情報の少なさ(ぱっと見の)から、シリーズ化してるけど翻訳されてないパターン?
とAmazonレビューみると
翻訳者が亡くなって中断してるのだという…
・あらすじをみると
ーーー
第二次世界大戦後の世界で、異星人がもたらした致死率90%のウイルス。
僅かに生き延びた者もミュータント化…
しかしごく一部の者は進化した(肉体的・超能力の二種類の進化)。
正義と悪、様々なヒーローの戦いの物語…。
ーーー
この小説は様々な作家がそれぞれのキャラクターを持ち寄って小説の中で共有させて物語を創る「シェアワールド」系
今アニメ視聴中、「登場キャラの元ネタは?」と考察することもしばしばだが
オマージュとして(パクリじゃない)各キャラの要素を今アニメを通じて「シェア」してる。そんな見方も出来たり出来なかったり…笑
などなど通じる部分が多々あり、會川さんの構想に影響を与えてることがわかりますね〜
メタルヒーロー・ウルトラシリーズ・戦隊シリーズ・仮面ライダーといった4大特撮制作に参加しており、特撮に通じてる會川さん。
なるほど、「ヒーロー・特殊能力者達が実在したら?」という構想をずっと温めてきたわけなのか
そんでもってボンズ作品(鋼練etc)でよく組んだ水島精二さんが監督になると…
ちなみにキャラクター関連に参加しているいとうのいぢさん。。
この名前見るたびにハルヒへの淡い思いが…笑
アニメに先立ち今作の前日譚なる小説『神化三六年のドゥマ』を雑誌に発表。
それが題を変え9月に『超人幻想 神化三六年』として出版
著者は會川昇さん。原作者というわけなのですな。熱い思いがある…
内容は違う様(あらすじなど気になる方は検索検索〜♪)だが、「超人が実在する戦後日本」という世界観は同じみたい(未読なんです…すいまそん…)
■ 『ウォッチメン』の日本語版?
ライターの前島賢さんが小説勧めてるじゃねえかよ!
前島ファンではないけど、、笑
映画化(2009年)もされたアメコミの名作『ウォッチメン』。その日本版が来た。
と説明しており
なるほど。面白い。笑
と、ひとつの見方を発見
ウォッチメンも「ヒーロー達が実在したら?」というテーマが通じる
『ウォッチメン』→世界の警察として戦い続けるアメリカを描く
『超人幻想』(小説)→敗戦と占領の戦後史を描く
と前島氏。
ふむふむ、全部合わせて観たら中々面白い見方出来るんでねえの?
と楽しくなったので徒然に書いてしまったよ…笑
・ウォッチメン wiki
↓↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウォッチメン