ポール星人/小っさ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
自分が苦手と思っていた路線が、意外と好きな路線だった事に気付いたり
自分がARIAの2期が2クール観終えるのに苦労したもので、3期で印象を改めたとは言え正直コレに関してもどうなのかな?とは思ったんですけどね。
考え過ぎだったようですw
多分、1期~3期の総体としてのARIAが駄目な人はコレも駄目だと思います。ここにはカタルシスも心躍る超展開も無い。
・・・当然、パンツもオッパイも無いです(汗)
ですが些細な一言や郷愁を誘う景色で飯が何杯も食えるタイプの人なら、私はARIA以上の御馳走だと思いましたです。TVシリーズが2期続き劇場版新作まで作られる作品ってのは伊達じゃないなと。
私自身は派手な演出と劇的展開が好物な方ですが、正直ARIA1期観終えた時より此方を観た後の方が続きが観たくなりましたです。
多分、ARIAが合わなかった層のフォローとして写真という要素も効いてると思います。
ARIAも景観というのがミソの作品だとは思いますが、
"どうです?美しい街並みでしょ??"
という見せ方は、観る人によっては何を観ればいいのかがぼやけると思うんです。アニメでは見せたい部分の作画だけ頑張って他は適当に済ますという事も出来ないでしょうし。
が、たまゆらは見せたい絵を写真として切り取ることによって
"この絵面いいでしょ?"
と更にクローズアップ出来る訳で。作り手も注力できるし視聴者側の視線の誘導も出来る。美しい写真とそれにラップする思い出という構図は大変解りやすいと思うんですよね。
あと死んだ親父ね。ズルい。この手のに弱い人間にとっちゃ残された家族って図式だけでジワジワ来る訳で(汗)
まぁあまり事前に"たまゆら"という作品全体の事調べずに観始めたので、もしかすると続く話はグタグダなのかもしれませんがw
とりあえず続きも観てみたいという気になりますね。