朝霧麻衣 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アイドル一人ひとりの掘り下げが丁寧な印象でした
1クール目では、シンデレラプロジェクト(以下CP)として結成されたメンバー達のデビューに始まり、そこから一丸となって作り上げたサマーフェスまでがストーリーの主軸でした。2クール目では、絆を深めたCPのメンバー達の更なる成長が描かれていきます。
【あらすじ】
CPが所属する346プロに、海外部門で活動していた三城常務が国内におけるアイドル部門の統括者として赴任してきます。彼女は会社が掲げる方針に合致したアイドル達を中心とした活動を展開し、ブランド性を重視する活動路線を強行していく。今までそれぞれの個性を重視してきたプロデュースを進めてきたCPのメンバー達は不安を募らせていく。
【ストーリー】
まず第一に、あれだけたくさん居るアイドル達を埋もれさせることなく丁寧に作り上げていた各エピソードに大満足です(*^_^*)
ゲームの中では大筋のストーリーのようなものが全く無く、自分の好きなキャラクターを見つけて育てていくスタンスなので、ここまで一貫したストーリー展開が見られるとは正直思ってなかったので嬉しい誤算でした。
自分の新しい可能性を信じて新しい仕事に挑戦していく子、自分が苦手な事に無理に挑戦しようと無理をする子、それぞれに自分らしさを見つけていくエピソードがとても丁寧でした。そんな中でも自分を見つけられない子...
等々最後に向けて地道に積み重ねていった上での24話と25話は最高でした。
【音楽】
1クール目と同じく各話2曲程度流れる挿入歌がどれも素晴らしいです。
個人的には24話で流れたシングル曲のライブアレンジ?だと思うのですが最初聞いて鳥肌立ちました。本当にいい曲ばかりでCDを揃えたいのですが、枚数が多いので後日考えたいと思います(-_-;)
【所感】
個人的には24話が一番よかったです。ある子の本当の気持ち、それが包み隠さず吐き出された後に行われたライブ、一番印象に残りました。最終回は今まで積み上げてきたものの集大成、みんなの魅力が存分に振るわれていました。最終回が始まって直後から、これ見終わったら本当に終わりなんだなという寂寥感がありました。絶対良い物が見られると分かっている時に出てくる独特な感覚を持って最終回を見終えました。
日常エピソードの中では城ヶ崎姉とみりあちゃんのお姉ちゃん回が一番お気に入りです。
本編に出てこなかった子、あまりスポットが当たっていなかった子がまだまだいるので、是非続編が製作されることを期待します(*^_^*)