GCR さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.5
作画 : 1.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タイトルに偽りあり(良い意味で)
まずこのアニメの悪い点は、キャラデザや背景を含めた作画のクオリティが非常に低い事。
よくある製作途中での時間や人材の不足から、段階的に崩壊したケースではなく
恐らく企画当初から低予算で製作されることが決まっていた上での
必然的な低品質で、第1話から最終話まで悪い意味で安定した、残念な作画が展開します。
原作のぽんかん⑧氏独特な華のあるキャラクター原案が、アニメに全く生かされていないのは非常に残念。
物語は、昨今の長文タイトルライトノベルでありがな、テンプレートで固めたようなありがちなものではなく
派手さはないものの、しっかりと学園青春ものを描いていて、いい意味で期待を裏切ってくれました。
つーか比企谷はボッチでもないし、割りと忠実に青春ラブコメやってるし
別に間違えてもいないような…。
{netabare}ただ終盤にかけての、比企谷が由比ヶ浜の犬を助けた件の真相が判明してからの
奉仕部メンバーの関係が悪化する、いわゆるシリアス展開がやや強引なのと
(いくら事故でも人轢いたなら、直接お見舞いくらいするだろう)
文化祭実行委員会での委員長(相模)へのヘイトが、意図的であるにせよ比企谷に集中し過ぎな件が多少引っかかったけど…
(あのケースだったら、比企谷に悪意が向く前に相模への非難が噴出して、
早期に文化祭実行委員会が崩壊したはず)
{/netabare}
このサイトでの評価程に楽しめるかと言えば、個人的には少々疑問ですが
酷い作画に我慢できるのであれば、見て損をすることはないと思います。