愛花 さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『そこに本物になろうという意志があるだけ偽物のほうが本物よりも本物だ』
かれんビー
{netabare}
上の妹阿良々木火憐が中学校で流行っているおまじないの元凶を絶とうと1人貝木泥舟に立ち向かうが、囲い火蜂という怪異をもらってしまう。
阿良々木暦は妹の怪異を払うため、戦場ヶ原とともに貝木に対面する。
貝木初登場回ですね!貝木登場時のBGM、めちゃ好きです(^_^*)
この回で、吸血鬼もどきの人間となった阿良々木くんが妹たちを傷つけないために彼女たちと取っ組み合いの喧嘩をすることがなくなり、対立してもすぐ引くようになったのだと明かされます。
阿良々木くんの気遣いと後ろめたさを感じます。
いつかは妹たちにバレる時が来るのでしょうか。。恐らくばれたとしても妹たちは兄を受け入れると思いますが(^_^*)
この兄妹は本当にお互いを愛し合っていますからね(^_^*)
{/netabare}
つきひフェニックス
{netabare}
ある日、下の妹阿良々木月火は影縫余弦と斧乃木余接に襲われる。
彼女は不死鳥、シデの鳥の怪異そのもので阿良々木暦の実の妹ではなかった。
しかしそれでも阿良々木くんは妹月火を守るため、影縫たちに立ち向かう。
OPの白金ディスコ、とても気に入りました♪
阿良々木くんと影縫さんのバトルで、影縫さんが対戦カードは人間対人間、怪異対怪異でいいか、と言った、つまり阿良々木くんをごく自然に人間と読んだことで阿良々木くんは気が抜けてしまったと言いました。
「地獄のような春休み」以降、自分は人間ではない、化け物だと言う意識のあっただろう阿良々木くんは、敵であるとはいえ人間の影縫さんに君は人間だと言ってもらえたような気がして嬉しかったのでしょうか(´・ω・`)
{/netabare}
火憐⇆月火、貝木⇆影縫という点で2つの物語は対になっており、両話とも火(火蜂、不死鳥)に関わる物語であります。
両話とも、阿良々木暦の家族を想う気持ちが強く感じられる物語でした。
阿良々木くんに言わせると、阿良々木くんの妹たち、ファイアーシスターズはどうしようもなく偽物で、やっていることは正義ではなく正義の味方ごっこでしかないようです。
しかしだからこそ、貝木の言葉を借りると偽物だからこそ、本物になろうとしてより本物らしくなるということを阿良々木くんは知っているのでしょう。
案外、阿良々木くんと貝木は正反対のようで似ているのでしょうかね(´・ω・`)