モブB さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
可愛いだけではない、なかなか熱血青春物語
“友人から「絶対に君好みだから!」と猛プッシュをされながらも(駄目だ、観たら絶対にハマる、絶対にだ)と全力回避していた2012年、冬。
そんな決意も春一番とともに吹き飛び、軽い気持ちでDVDを全巻借りてきた2013年、夏。
借りたその日の内に全話を一気鑑賞。
そしてその週の日曜日、私は大洗駅に降り立っていた――。
まさに「(借りて)きた、観た、行った」である。”
――『あるモブの手記』より引用
ほかの皆さんがとても分かり易く纏めてくださっているので詳細は割愛致しますが、物語自体に複雑さは然程なく、展開自体は王道です。
しかし、途中にさらっと差し込まれるキャラクターたち個々の事情、熱い展開、キャラクターたちの熱意に応えてその身を唸らせる(ように私には見えました)戦車。それら全てが相まって、最終話最終戦では熱量・緊張感がピークに。
全力で盛り上がりきった鑑賞後は、えも言えぬ爽快感で満たされます。
発想よし、音楽よし、と個人的によいよいづくしのこの作品ですが、「爽快感」につながる一番のポイントは、やはりキャラクターにあることと思います。
主人公陣営もライバルたちもみな爽やかに部活へ取り組んでおり、視聴者としても素直に「頑張れ!」と応援ができるのです。
また、戦車を降りた少女たちがほのぼの(?)と日常生活を送っている点も、癒しです。仲良きことは良きかな。
キャラクターについて書き綴っているとどうやら収拾がつかなくなりそうなので(このままいくとひとりひとりについてコメントしていくような勢いです)、最後に一言だけ。「ヒヤッホォォォウ!みんな最高だぜぇぇぇぇ!!」