しまっちゃうおじ さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
危険が危ない!!
原作未読です。
かなり視聴者を置いてきぼりにする内容で、感想にネタバレを含みそうなの
でかこっておきます。
{netabare}
ちょっと自分で見てみてわからなかったことを調べて解決したことをまとめ
てみます。
①なぜ魔改造の対象が「ちせ」なのか?
A.ちせは身体が弱く東京の病院に通ったことがある。その時のカルテか
ら「兵器」がすごく馴染む身体だったためキャトルミューティレー
ションされたとのこと。
②世界がやばいって何がよ?
A.詳細は不明みたいです。解っていることは「大災害」。
取り敢えずこの2つがわかると殆どの謎は紐解けるのですが、同時に新しい疑
問が出てくる。
大災害で地球が危ない!からの戦争ということで、「戦争」は二次災害のよ
うなものです。そして、戦争の目的が「侵略」ということです。
日本VSその他の国
やばいよ!やばいよ!世界が終わる前に日本が終わっちゃうよ!この女子高
生使って兵器作ろう!
最終兵器の誕生
え?こうなるものなの?自分は戦争を知らないのでこの流れが腑に落ちない
です。ですので、この作品を 戦争を知ってる人が見たらどう感じるんだろ
うなんて思いながら観ていました。
ですが、こんなことではつまずかない!こうなってしまった物語なのだか
ら。
大義名分の無いと言ってもいい戦争で次々に人が死んでゆく。ちせはたとえ
戦争で生き残っても世界が終わると知っているから味方も含め消していく。
災害地震でも多くの人が死んでしまった。そして、主人公を残し誰もいなく
なった。
とても悲しいお話。
そして、最大の疑問。
③何を訴える作品なのか?
A.無いらしい。これは主人公とヒロインの恋物語。ただそれだけらしい。
ということを知ってしまうと、視聴者を泣かせるために大量虐殺とも言って
良い戦争を使った物語と、非常に薄っぺらく感じてしまう。
内容はいいものなのに、メッセージ性が薄いと不謹慎に思えてしまう。
個人的に主人公が地震の時に母親をおぶった時の語りは非常にいいものだっ
たので、「危機に面して感じる家族や友人の絆」みたいな強いメッセージが
あったら非常にいい作品になったのではと感じます。{/netabare}
戦争だから、世界が終わるから、じゃなくて
戦争だからこそ!世界が終わるからこそ!
という部分がもう少し欲しかったです。