たこやきトンママン さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
誰かフライデーにしっかりボタンが留まるピッタリサイズのYシャツを着せたげて!
原作読み済みで挑みました。
死者に擬似的な意識(プログラム)組み込み、動かすことが可能になった"屍者"がいる世界の物語。
物語自体は「よくわからない」というのが正直なところ。まあこれは予想範囲内。原作もよくわからなかったし…
情報が物質化する、という仮定を受け入れてから、もう一度観たほうがよいな、と思った。
そして各人物の行動動機をメモりながら観たい気分。(は!これがフライデーの気持ちか!?)
楽しむべきは改変部分。
主人公ワトソンは、親友フライデーを屍者化したということに変わっている。
フライデーはワトソンのライフログを録り続ける"機械"として働くのだけど、
一心不乱にワトソンに付いて歩き続けるフライデーの姿がなんだか泣ける。
ワトソンたちは旅をし、その途中途中でフライデーが何かを解き明かしていくのだけど、
その度に何だか苦しそうな声をあげるフライデーがいて、観ていて「うううう…」となる。
泣けはしなかったが、隣の女性は鼻水ずびずび泣いていた。
屍者になったせいなのか、フライデーは肋骨が浮き出るくらい痩せていて、
それがいたたまれなくなるけど目が離せなくて。
フライデーの着ているYシャツが結構な割合ではだけるので気になる気になる。
「もっとちゃんと着せてやれ!ファンサービスはいいから!」とツッコミ入れたくなった。
屍者はものを食べていなかったが、自分の脂肪で身体を動かすのだろうか。
だからフライデーは痩せていたのかしら?
あまり細かい設定は、原作を読んでいるものの、よく覚えていない。
というわけでまとめると、
「よくわからないけど、何かイイ作品」
損はしないと思う。