かしろん さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
H23年秋アニメではダントツ
-ブルーレイ箱入手につき修正-
聖杯戦争。
手にした者のどんな願いでも叶えるといわれる聖杯。その聖杯をめぐり、聖杯に選ばれた7人の魔術師が英雄を召喚し、サーバントとして使役し、戦いを勝ち抜く。
最後まで残ったものは聖杯を手にすることが出来、その望みが叶えられる。
雪吹きすさぶドイツ、アンツベルンの城にて一人の女の子が生まれる。
父は右手に令呪を持つ衛宮切嗣。
母は銀髪に赤い瞳を持つアイリスフィール。
娘の名はイリヤスフィール、後の第5次聖杯戦争でバーサーカーを使役し戦うことになるその子である。
その子が生まれてから8年後、聖杯により7人の魔術師が選定される。
衛宮切嗣、遠坂時臣、間桐雁夜、言峰綺礼、雨生龍之介、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、ウェイバーベルベット。
それぞれの願いを叶えるため、7人の英雄がその召喚に応じる。
セイバー、アーチャー、バーサーカー、アサシン、キャスター、ランサー、ライダー。
fate/stay nightから遡ること10年。
冬木の地に集結した魔術師とそのサーバントにより、第4次聖杯戦争の幕があけた・・・
ザックリ言うと古今東西の伝説の英雄を召喚して戦わせるバトルロワイヤルもの。
全体的なクオリティは平成23年秋放送開始アニメの中では
ダントツで高く感じる。
各英雄の正体が分かった時にそのエピソードをネットで調べてやると物語が一層楽しめる。
物語:fate/stay nightの前日譚ということで、着地地点や登場人物が半確定状態な素材を原作虚淵玄が美味く調理している。残虐シーンの規制はともかく、1話30分という放送枠のせいでエピソードをカットしてセル版で補完というやり方はイマイチ。
戦闘もよいが、zeroの醍醐味は登場人物同士の会話だと思う。これを楽しめるかどうか。
作画:劇場版レベルをTV放送で、ということで作られているだけあって非常に美しい。背景やエフェクトの巧さも素晴らしい。後半にきて作画にバテがあるものの、高水準は保てている。
多少CGの使い方で鼻につく部分もある。人によっては背景に人物を乗っけたように見えるゲームっぽい絵面が合わないかもしれない。
(追記)
ブルーレイにてTV放送では流せなかったいわゆるグロシーンが解禁されたが、別にどうというシーンは無い。
残虐な目にあっているのが子供、という点で規制をしたんだろう、程度のものである。
また、人間オルガンは無し。無くても良いが、龍之介の狂った感性を表現する他の方法を見せて欲しかった。
声優:ベテランなおっさん達が豪華共演しているだけあって文句無し。
音楽:OP、EDとも良い曲。作中BGMも話しの盛り上げに一役。さすが梶浦由記。
キャラ:個性豊かな面々が揃っており退屈しない。
あと3週間で第2期のスタート。楽しみである。
前夜祭、名古屋はベイシティかいな・・・