退会済のユーザー さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ポエム合戦
P歴:アーケードから
モバP歴:サービス開始から
・ストーリー
酷い。
{netabare}みんなが見たかったのはアイドルマスターのアニメであって、
Pと常務のポエム合戦じゃない。
暗い話は照明消して、雨降らせておけばOKという安直演出もチープすぎる。
また、暗示のように終始使われていた"笑顔"というキーワードは、
結局どこに向けられたものだったのか、
最後まではっきりと描かれることはなかった。
卯月の復活はどうやって復活したのか最後まで理解できなかった。
きっとP、CP、NGとイロイロ喋ってるうちに自己完結したんだろうが、
「なんでアイドルになりたかったの?」
という根本が解決されてないのに復活したところが腑に落ちない。
そこが肝じゃないの?
ともかく暗く、単調で驚きのないストーリーが続き、CP以外にも焦点を当てたため、全体的にしまりがない印象。
アイドルマスターの看板がなければ途中で断念した一品。
スクエニのコミカライズ版か、熊ジェッツ先生の4コマをアニメにすべきだった。{/netabare}
・作画
背景は綺麗目、動画は可も無く不可もなく。
{netabare}ライブシーンはよく動いていたが、そもそものライブシーンが少なく、
最後までは動かしきれていないため、消化不良気味。
ぶっちゃけデレステのほうがよく動いているというのは言ってはいけない内緒。
(3Dと手書きでは労力が違うので、もちろん作画評価の評価外)
そもそもこのアニメ、分割2クールではなく、
2クール通しの予定だった。
それでは飽きたらず万策尽きてからの24話、25話。
いったいどんな無能がスケジューリングしたんだと、
問い詰めたい気持ちでいっぱいである。
(ちなみに1期8話も落としている)
原画、動画マンのみなさんにはお疲れ様といいたい。{/netabare}
・声優
このアニメでの唯一無二の長所。
{netabare}元々声付だったアイドルの声優はもちろん、
アニメ新規で追加されたアイドルも役にハマっていた。
担当声優さんたちにはこれからも頑張って演じてもらいたい。{/netabare}
・音楽
新しいユニット展開と新曲が増えたことは素直に評価。
{netabare}でも結局ライブシーンにしか使われないし、
ぶっちゃけ本編でのライブシーン1話1分もなかった。
それ以外の楽曲については平凡の一言。{/netabare}
・キャラ
- オリジナルキャラが不要。
{netabare}最大の害悪はPと美城常務。
常務はなぜあんなにもCPに対して敵対的だったのか、
なぜ最終話で改心(?)したのか、
ポエム合戦ではなくその描写に時間を割くべきだった。
また、Pを描くことを逃げなかった点は評価できるが、
常務と謎ポエム合戦を繰り広げ勝手に満足して終わったという印象。
Pはコミュ障から社会人の必須スキル"ホウレンソウ"できるようになった程度の成長しかしていない。
プロデューサーとしての資質が最初から欠如しているPのキャラクターに違和感を感じる。
プロデューサーとアイドルの両方の成長を描きたかった、という点は理解できるが、
描ききれていない以上、Pへのリソースは最小限にできるようにすべきだった。{/netabare}
-NGのキャラ
{netabare}今作にてメインで描かれていたNGのキャラがただただ不快。
未央は1期での不快感が2期になっても消えず、
凛はNGが大事といいつつも、TPの二股状態。
卯月はただのめんどくさい笑顔ですマシーンに、なんだこれ。
モバマスやってる人は許せるんですかね、これ?
最後の個別パートで凛はNGが大事と言っておきながらTPで「仕事楽しい」みたいな台詞。
結局、NGはどうでもいいのかよという印象に。
個別パートはメンバーのCP以後の飛躍を描いたという好意的な解釈ができるが、
最終話近辺での凛の発言が極端に薄っぺらく感じた。{/netabare}
・総評
アイドルマスターファンアイテムとしては1期で完結。2期は完全なる蛇足。
2期で評価できる点は新曲円盤が発売されるということのみ、
間違ってもアニメ本編の内容には期待してはいけない。