leojojo さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
崩壊の崖っ淵で爪先立ちする屍体
声に出して読みたいアニメ台詞ランキングに入るね
語感が如何にもSFホラーで背筋が凍る
考察:{netabare}この作品に登場する生き物?はこの図のどこかに収まる
人形や動物や子供(肉体はあるが成熟した精神を持たない)>>>人間>>>神やネットから生まれた人格である人形遣いと融合した素子(成熟した精神はあるが肉体を持たない)
肉体も精神も持つが、それらが不一致である人間は不完全な存在である。人間は生きている限り肉体と精神の一致を欲するが、そんなことは不可能である。
だから、人間は真に幸せを得ることが出来ない。(荒巻がトグサに幸せかどうかを聞いているのはこういうことを言っているのだと解釈した)
だが、肉体のみの生き物は、真の喜びを得られる。人間はそれに憧れるから、トグサは子供にすがり、バトーは犬に、キムは人形にすがる。
逆に、素子は幸せという感情を超越している。
私に考察できるのはここ位までだったので、どうかこの作品の哲学的部分の理解の参考になればと思います。結局は「人間ってどうにも上手くいかないな存在だよねぇ」っていうの、バトーくんが四苦八苦しているの通して語る作品ということでしょうか。
{/netabare}
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