keylove さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
雪の街の幻想曲。 いかにもKeyらしい作品です。
Key/ビジュアルアーツと京都アニメーションという、今では見られないコンボ作品。
やっぱりKey作品は京アニが良かったですね。
2クール24話構成です。
家庭の事情により北国(「雪の街」)の叔母の家に居候することになった相沢祐一。7年前まではよく訪れていたにも関わらず、彼には当時のことが思い出せずにいた。そんな中、彼はそこで出会った5人の少女達と交流を深め、幼い頃の大切な記憶を取り戻していく。
以上、wikiより引用のあらすじです。
もともとは18禁ゲームなんですけど、このアニメ版ではそれは想像がつきませんし、Key独特の雰囲気を持った感動アニメーション作品となっています。
Keyと言えばクラナドがとても人気で泣きアニメといえばクラナドと言われるぐらいの位置づけですけど、その礎となったのも本作品と言って間違いないと思います。
主な登場人物を紹介しておきます。
相沢 祐一(あいざわ ゆういち)-杉田智和さん
本作の主人公。
上記であるように、この作品の舞台となる北の街に引越ししてきた高校生。
様々な女性との関わりがあるんだけど、本人の記憶が曖昧で、それを何かのきっかけで思い出していきます。
cvの杉田智和さんは、ジョジョの奇妙な冒険、涼宮ハルヒの憂鬱、銀魂などで活躍されています。
次に
月宮 あゆ(つきみや あゆ)-堀江由衣さん
本作のヒロインの一人。
メインヒロインと言っていいでしょうね。
小学生のような外見で性格もまた小学生のような高校生。
うぐー、が口癖でたいやきが大好き。
いつも明るくて元気な女の子。
cvの堀江由衣さんは、とらドラ!、ひぐらしのなく頃に解、物語シリーズなどで大活躍されていますね。
次に
水瀬 名雪(みなせ なゆき)-國府田マリ子さん
本作のメインヒロインの一人。
主人公の従妹で、転校先のクラスメイト。
陸上部の部長で、学園の人気者。
でも、朝はとても弱くて起きても寝ている。
おっとりで、しゃべり方や行動もゆっくり。
cvの國府田マリ子さんは、アニメに限らず、ナレーションや舞台、テレビでの吹き替えなどで活躍されています。
次に
本作のヒロインの一人
川澄 舞(かわすみ まい)-田村ゆかりさん
主人公と同じ学園の3年生。
無口で謎めいた女の子。
自分は魔物を討つものだと言っている。
お弁当が大好き。
印象的だったのは、cvの田村ゆかりさんが、いつもと違った雰囲気で演技をしているところですね。
元気一杯っていうイメージがありますが、この作品ではほとんどしゃべらないという難しい演技をしています。
その田村ゆかりさんは、魔法少女リリカルなのは、ひぐらしのなく頃に、STEINS;GATEなど、挙げればきりがないぐらいに活躍されていますね。
次に
本作のヒロインの一人
美坂 栞(みさか しおり)- 佐藤朱さん
主人公と同じ学園の生徒。
病気がちで学校に出席していないが、いつも学校に来て主人公と会うようになっていきます。
おとなしい性格で病気がちなので友達は少ないです。
cvの佐藤朱さんは、主人公的な役を演じるよりも脇役を演じるほうが多い声優さんです。
次に
沢渡 真琴(さわたり まこと)-飯塚雅弓さん
突然主人公の前に現れ、過去のかたきを討つといって襲い掛かるが、まったく襲ったことにもならず、挙句に一緒に生活をするようになる。
記憶喪失で、かろうじて自分の名前だけを思い出す。
肉まんが大好き。
cvの飯塚雅弓さんは、声優業よりも歌手としての活躍が目立つ方のようです。
この他にも魅力ある登場人物がいますが、割愛させていただきます。
Key作品の特徴として目立つのはやはりBGMでしょうね。
各ヒロインやメインの登場人物にはオリジナルテーマソングが存在します。
それがまた、物語の良さを引き出していて、作品としての印象も深くしていると思います。
折戸伸治、麻枝准さんがこの作品を担当していますが、これは後々のKey作品でも引き継がれていくもので、だからこそ一貫した雰囲気が出ているところは多々ありますね。
特にシンセサイザーの音は特徴的で、美しく物悲しい旋律はとても心に響くものとなっています。
OPも有名で
「Last regrets」
作詞・作曲 - 麻枝准(Key) / 編曲 - 高瀬一矢(I've) / 歌 - 彩菜
は、アニメ界でもトップクラスのオープニングだと思います。
Keyと京都アニメーションのコラボは実質もう観られないわけですけど、やはりこの二つの共同制作では数々の名作が生まれていて、クラナドやこのカノンなどはその代表格だと言えます。
泣けるか泣けないかといえば、エアーやクラナドほど泣けないかもしれないですけど、やはりそこはKeyということで、絶対的に感動する作品になっています。
純粋な気持ちでアニメを楽しみたいのなら、オススメですね。