おむえむ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
人生という冒険は続く
五十嵐卓哉と榎戸洋司のコンビが送る青春ロボット活劇。美少女戦士セーラームーンやおジャ魔女どれみなどに関わりの深い五十嵐卓哉と、少女革命ウテナやフリクリの脚本で知られる榎戸洋司となれば普通のロボットものになるはずもなく、本作はいわゆる東映的な(毎回敵が登場し主人公と決まったパターンで戦闘を行うといった)お約束を躊躇しつつも銀河美少年のような特徴的なワードに代表される世界観を存分に活かした作品となっている。
決闘場として設えられたゼロ時間や主人公ロボの出撃に合わせて四方の巫女が歌う演出などはウテナを思わせるが、これが敵である綺羅星十字団の個性的なキャラクターとも相まって非常に熱い。ちなみに四方の巫女の持ち歌の作詞作曲は涼宮ハルヒの憂鬱や化物語の楽曲で知られる神前暁である
サカナちゃんこと戸松遥の歌うモノクロームは個人的に必聴。毎回の見せ場であるサイバディ同士の戦闘をこれでもかと盛り上げてくる。
南の島と青春。怪しげな地下組織と封印された巫女やロボット。そして銀河美少年達の華麗なる戦い。
そんな色々な要素を詰め込みつつも南十字学園の生徒たちが青春を精一杯に謳歌する様子を描いた、真っ直ぐで観ていると元気の出てくる作品でありオススメ。