ピピン林檎 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
壮大な舞台装置を活かせず、意外とショボイ中身で終わってガッカリ・・・
シェイクスピアの戯曲『ハムレット』『テンペスト』のモチーフを繰り返し匂わせて壮大な悲劇を描き出す作品か?と序盤に大いに期待させた割には、後半は、強引且つ思いもよらないほどショボイ展開で、個人的には結構ガッカリ。
(1) 各キャラの心理推移の繊細な描出に見所がある作品ではなく、かといって、
(2) 次々発生するイベントの面白さが際立つ作品、とも評価し辛く、
(3) わずかに終盤に入って、意外な事実(実は途中からミエミエですが・・)が明かされて以降、少しだけ驚きがあった作品
・・・という残念な感想になってしまいました。
視聴前および序盤視聴時の期待が大きすぎた故の結果ですが、本作の大ファンの方には申し訳ありません。
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
========= 絶園のテンペスト (2012年10月-2013年3月) =========
{netabare}- - - - OP「Spirit Inspiration」、ED「happy endings」 - - - -
第1話 魔法使いは、樽の中 ☆ かなりのデンパ作品!?
第2話 彼女はとてもきれいだった、と少年は言った ★
第3話 できないことは、魔法にもある ★
第4話 罰あたり、ふたり ☆
第5話 全てのことには、わけがある ★
第6話 矛盾する、頭蓋 ★
第7話 ファースト・キス ★
第8話 魔女を断つ、時間 ★
第9話 彼氏 ☆
第10話 タイムマシンのつくり方 ★
第11話 時の娘 ★
第12話 しばし天の祝福より遠ざかり… ☆
- - - - OP「大好きなのに」、ED「僕たちの歌」 - - - -
第13話 夢の理 ☆ 14分過ぎまで総集編は×、その後に新展開
第14話 あけましておめでとう ☆
第15話 何やら企んでいるようであり ☆
第16話 徘徊する亡霊 ☆
第17話 マリンスノー ☆
第18話 舞姫 ☆
第19話 願ったものは ☆
第20話 フーダニット(誰がやったか) ★ 仕掛けが遅すぎるのは×
第21話 ファム・ファタール(運命の女) ★ 色々と話の辻褄があわないのは×
第22話 不破愛花 ☆
第23話 はじまりの戦い ☆
第24話 それぞれの物語 ☆{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)10、☆(並回)14、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8
◆総評
『ハムレット』は悲劇だけど、『テンペスト』は喜劇だそうで、そう考えれば『絶園の~』というタイトルも実は、私のような大悲劇を期待していた視聴者に対する用意周到な言い訳だったのかも知れませんね。