田中タイキック さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
一般知将脱糞シリーズ
2015年7月~ TOKYO MX、BS11、AT-Xにて放送
全12話 原作未読
共学化したばかりの元女子校に入学した5人の男子高校生と
学校全体の実権を握る裏生徒会のメンバーを中心としたハイスクールコメディ
原作を読んでないんで伝え聞いたことですが12話で原作単行本のおおよそ9巻まで映像化されたということで
同時期に放送していた「うしおととら」が1クールで6巻程度の消化量だったのを考えるとかなりの圧縮度です。
過剰なまでテンポを良くしたことによってドギツイ下ネタ描写も上手くギャグに落とし込んでいた印象。
グダグダと雑感
{netabare}
結局、この作品が伝えたかったことって
女の子と大人チッスをするためには
・女子の野ションに顔面ダイブして
・女子におしっこブッかけて
・女子にナニを押し当てて
・ペットボトルを突っこんだカチンコチンのナニを見せつける
これをすればいいわけだったんですね!
は?余裕じゃねえかよっ!!
|←女子校| 早速やってくるわ!>┗(^o^ )┓三
ヘ(警 ^ω^)ノ 三ヘ(; ^o^)ノ
全体的にパロディ色を極力廃したシチュエーションコメディに徹していて
それだけで好みなギャグ作品なんだけど
ストーリーの組み立てが非常に見事。作りが洋ドラ的というか
最終話なんてまんま本家(?)のプリズンブレイクを髣髴とさせる展開。
随所で見られる無駄な緊張感の演出、巧みな心理戦描写
毎話の引きの強さ、恋愛や友情描写も長期的なプロットの中でカタルシス得るための
重要な構成要素として無駄なく配置されていてギャグ作品なのに繰り返し見たくなる魅力がありました。
これだけストーリーの良さが強調されたり、三角交換のトリックとか素直に上手いなって感じたのも
そもそもがギャグなんだからと自分の中で無意識にハードルを下げていたおかげなのかもしれない。
とはいえ本作の本質はギャグ作品。
単純に童貞が過ぎるキャラの思考回路、仲間との亀裂や衝突を経て
最後に団結するためのピースが「濡れTコンテスト」っていうバカバカしさ
それらを美麗な作画と声優さんの文字通り熱演で表現してくれたことを素直に称賛したいですね。
ただシンゴだけは許せねぇ・・・なんせ”乳首”を見たんだからな
{/netabare}
【総評】
表現規制というプリズンと闘いながら、アニメ業界の戦国乱世を
まさしく赤兎馬の如く速さで駆け抜けていった作品。
SかMか、胸派か尻派かで大きく評価が分かれそうな印象ですが
下ネタ表現に耐えられれば笑いどころは保証できるのと
先の気になる展開は目が離せないと思います。一気見推奨。
最後はものすごく気になる所で終わってしまいましたけどアレで良かったと思います。
何故なら、今出ている分の単行本を全巻買ってしまったんだから・・・・な!!
{netabare}今、原作をパラパラっと見てるんですけど女性キャラは原作のほうが圧倒的に可愛い!
特に最終話の全裸でトイレに入った副会長がめちゃシコっすよ
め ち ゃ シ コ ! !{/netabare}