「監獄学園 - プリズン スクール -(TVアニメ動画)」

総合得点
86.0
感想・評価
2208
棚に入れた
11565
ランキング
214
★★★★☆ 4.0 (2208)
物語
4.0
作画
4.0
声優
4.1
音楽
3.7
キャラ
4.2

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

かさい さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

究極のギャグではないギャグアニメ

素晴らしいアニメだった。水島監督の勢いを感じる猛烈にアニメなアニメだった。文句のつけようがない。水島監督はまたやらかしてしまった。
多分今期No. 1。

【物語】4.8
【構成】4.9
原作準拠だと思う。物語はキャラで構成されているのと、しっかりとした基盤が存在していたので始終ブレていないかったし、目的や目標があったので凄く感情移入もしやすいシナリオだった。

とにかく構成が素晴らしすぎる。
1話構成は水島監督を感じざるを得ない。最近ではSHIROBAKOなどの作品があるが、どれも切り方次の展開の仕方、テンポ、どれをとっても最強レベル。アニメはこうでなければという形を見せつけられている感じ。凄まじい。

【作画】4.7
J.C。ダンまちレベルではなかった。しかし、自分的にはとても新鮮に感じたのは色。これは色彩設計か。とにかく新しい質感。他のアニメでは多分やったことのない(進撃の巨人の巨人の色に似ているが。)ことだと思う。
動きとしてはそこまでなかったけど、始終安定していて作画に不満は全くなかった。その分、色の質感で原作の雰囲気を出しつつ、異色なオーラを放っていたとは思う。とにかく肌や汗、眼鏡やスーツの質感がとても面白かった。これも他のアニメでは見れない良さだった。

【美術】4.65
舞台はほぼ監獄と校内。
キャラの質感に合わせたデジタルチックな印象。綺麗というよりこれも質感を重視しているような気がした。

【声優】4.85
音響監督は水島監督。
キャスティングにも関わってる臭いはプンプンする。
良キャスティング。素晴らしい声優さん達で構成されているが、各声優さん達のキャラへの熱の入り方が他のアニメに比べて一段階くらい上がってた気がする。
下品な発言や下ネタもかなりの量を含んでいたが、それを含めて完璧に演じきるキャストの力量に感服。
主役の神谷さんの実力は言うまでもないが、小西さんのキャラの入り込み方が尋常ではなかった。セリフ量も多かったし、ガクトになりきった小西さんを好きにならざるを得なかった。
女性キャストに関しては、史上最強のざーさんキャラが爆誕してしまったなと。個人的に大地さんも好きなので、いいキャラにキャスティングされて良かった。

【音楽】4.7
非常に良かった。
常に真剣なキャラ達の裏でいつも支えているようなBGM。音楽も全体的にデシタルな感じはした。

【演出】4.8
終始レベルの高い演出だった。
コンテは基本二瓶さんと倉川さん。
水島監督感は常に感じることができた。
カット割りやレイアウトに関しては特にキマっていたし、そこからうまくテンポを作っていた気がする。
行き過ぎな演出も多々あったがそれが監獄学園。

【op&ed】4.8
監獄学園による監獄学園のためのopとed。opから伝わってくる面白さ。
演出も凄くいいし歌詞がおかしい。
主題歌がアニメに徹底しているスタイルもかなり好きだしいいと思う。

【世界観】4.8
基本リアル。しかし、そもそもの設定がぶっ飛んでいる。それがこのアニメを作っている。ぶっ飛びアニメ。
しかし、そこまに辿り着くまでの行程や、どうしてそうなったかなどの理屈や裏付け、キャラ一人一人の設定などがよく機能していて細かった。

【キャラ】4.9
とにかくキャラ。谷口さんデザインも凄くいいし、キャスト効果も抜群。
それに加え、元のキャラの設定なども凄くいいし役割もしっかりあった。
男女比も極めて理想的(実際男女比などは無いが)。
このアニメはとにかくキャラの良さが極まってた。
なぜ、ここまで面白く気持ちよく笑えるのか。設定が監獄されている囚人というだけに、男子生徒達はとにかく真剣で必死。第三者視点で見ている視聴者達はその姿を見てバカ笑いできるが、本人達は至って真剣。それが更に笑える。
これがギャグではないギャグアニメか。

投稿 : 2015/10/12
閲覧 : 265
サンキュー:

14

監獄学園 - プリズン スクール -のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
監獄学園 - プリズン スクール -のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

かさいが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ