かさい さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
可愛さの中に怖さ
【物語】4.65
女の子達が学校で暮らす物語。
最終話を見て第一に思ったことは、この物語を通してこの作品は何を伝えたかったのか。そこに、これといったメッセージ性的なものを自分は感じ取ることができなかった。{netabare}最後の卒業式のみーくんのセリフかな?{/netabare}
衝撃的事実も幾つかあり、それとopがうまくマッチしている感じは凄いと思った。
しかし、現状の状況もろくに把握しておらず、この子達はこの先どうやってどのように生きていくのだろうという疑問は常に抱いていた。
【構成】4.6
1話構成は基本的に良かったと思う。
次の展開が気になる終わり方。12話構成としても{netabare} 一応形だけではあるけど卒業式までやり、綺麗に終わった感はある。しかし、最後のシーンでは2期を匂わせたり、卒業という名の避難という形で腑に落ちない点も。{netabare}
全体的な構成では、謎や不可解な点が多かったアニメなだけに、徐々にそれが解消されていく面白味は終始あった。
【作画】4.5
ラルケは今期3作品。モン娘は未視聴で乱歩も3話切り。キャラデザは飯塚さんでとても可愛らしいデザインだったと思う。しかし、動きに関しては見所は殆ど無く、安定感もあまり感じることはできなかった。しかし、デザインに加え、色もかなり良かったのは大きい。
舞台はモールと学校だけかな?
どちらもかなりのボロボロ感で、血痕も多々見られるのが本作の特徴。沙耶の唄レベルの不気味さは無いもののそれに近いレベルの美術だったと思う。
もっと力を入れていれば、更に不気味で最悪な世界観が作れたと思う。
【声優】4.65
由紀ちゃん役の水瀬さんはベストマッチというより、水瀬さんがマッチさせてる感がこの作品は凄く感じられた。
ロリだけど、ヘスティアとも違う感じだし、実私の副会長ともかなり違う、色々な声ができる声優さんなんだなと再認識した。
とにかく印象に残っているのは泣きの演技。由紀ちゃんは外見でもかなりのロリ体系だが、声もそれなり。泣き声もそれに合わせないといけないわけだが、それをしっかり合わせてきて、まるでちっちゃい子が本当に泣いているような、そんな迫真の演技だった。
素晴らしい。可愛い。
【音楽】4.6
良かった。最終話のBGMも結構良くて潤っときてしまった。
基本的にレパートリーは幾つかあったが、恐怖や不気味さを表現している音楽は結構好みだった。
全体的に普通によかったと思う。
【演出】4.65
見所的には3話の木野目さん演出回と、6話の飯野さんコンテ回。
どちらの演出も怖さが目立った。
見せ方が凄く上手いと感じる演出。この2話に限った話では無いが、基本的に演出は統一性がありまとまっていた印象。
【op&ed】4.7
こちらのop演出も飯野さん。
最初見た時から凄く好きなコンテだったけど、徐々に変化する怖さには終盤鳥肌さえ立ってしまった。edも凄くいい。曲も雰囲気に合っている。逆にopはアンマッチと言えるが、逆にそこがいいとも言える。
【世界観】4.6
疑問点はまだ消化しきれていない。
美術はうまく世界観を作り出していた。シナリオ上、なぜ?どうして?と思う場面が多く、それについては六花の勇者が今期はうまく消化していたが、それもあまり無く、細かい設定は気になった。
【キャラ】4.6
キャラデザ効果、キャスト効果。
各キャラに役割がしっかりあり、性格もしっかりズレている感じが良かった。
色んな場面でキャラの良さは出ていたと思う。その点ではキャラからのメッセージ性は多少感じれたかもしれない。
成分的に結構豊富。
りーさんは巨乳。
由紀ちゃんはロリ。
桃先輩は脇。
みーくんはショートガーター。
いや、素晴らしいですね。