キャン´ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
想いは言葉にせずとも重い
◆内容
幼い頃、何気なく発した言葉によって、
家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。
そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。
それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。
高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。
一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。
担任の思惑によって、交流会の出し物はミュージカルに決定するが、クラスの誰も乗り気ではない様子。しかし拓実だけは、「もしかして歌いたかったりする?」と順の気持ちに気づいていたが、順は言い出せずにいた。
そして、だんまり女にミュージカルなんて出来るはずがないと、揉める仲間たち。自分のせいで揉めてしまう姿を見て順は思わず「わたしは歌うよ!」と声に出していた。
そして、発表会当日、
心に閉じ込めた“伝えたかった本当の気持ち”を
歌うと決めたはずの順だったが…。
◆キャスト&スタッフ
原作:超平和バスターズ
監督: 長井龍雪
脚本: 岡田麿里
キャラクターデザイン・総作画監督: 田中将賀
音楽: ミト(クラムボン) 横山 克
演出: 吉岡忍
美術監督: 中村隆
プロップデザイン: 岡真里子
色彩設計: 中島和子
撮影・CG監督: 森山博幸
編集: 西山茂 音響監督 明田川仁
企画・プロデュース: 清水博之、岩田幹宏
プロデューサー: 斎藤俊輔
アニメーションプロデューサー: 賀部匠美
製作代表: 夏目公一朗・植田益朗・清水賢治・中村理一郎・久保雅一・落越友則・坂本健
製作: 「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会(アニプレックス/フジテレビジョン/電通/小学館/A-1 Pictures/ローソンHMVエンタテイメント)
制作: A-1 Pictures 配給 アニプレックス 宣伝 KICCORIT
配給: アニプレックス
宣伝: KICCORIT
成瀬順: 水瀬いのり
坂上拓実: 内山昂輝
仁藤菜月: 雨宮天
田崎大樹: 細谷佳正
三嶋 樹: 村田太志
宇野陽子: 高橋李依
江田明日香: 石上静香
相沢基紀: 大山鎬則
岩木寿則: 古川 慎
城嶋一基: 藤原啓治
成瀬 泉: 吉田 羊
坂上八十八: 津田英三
坂上シン: 宮沢きよこ
順の父: 野島裕史
山路一春: 河西健吾
明田川: 柳田淳一
岩田: 手塚ヒロミチ
小田桐: 葉山いくみ
北村: 加隈亜衣
渋谷: 天﨑滉平
鈴木: 田澤茉純
田中: 西谷修一
錦織: 山下誠一郎
三上: 芳野由奈
石川: 諏訪彩花
岡田: 東内マリ子
賀部: 木村珠莉
斎藤: 榎木淳弥
清水: 木島隆一
高村: 久保ユリカ
栃倉: 前川涼子
福島: 石谷春貴
渡辺: 三宅麻理恵
玉子: 内山昂輝
◆感想
あの花スタッフが贈る青春群像劇と聞き即座に劇場へ足を運び観てきました。
「あの花スタッフ」という謳い文句で売り出すくらいなのでさて、どんなものかとあの花と比較しつつ視聴してみました。
今回は相違点のみ挙げたいと思います。
・主要人物が全員存名
・舞台が学校
・伝えたいことがはっきりとしている
と、挙げるのならばこのくらいです。
舞台は同じ埼玉県秩父市ですし時期的にも一致します。
評価するべき点は美しい作画ですね。秩父市の美しい自然と町並みが描かれていて
思わず目を奪われました。私も秩父市へは何度か訪れた事があるのでその時の情景が思い出されました。
しかし、背景の作画が良すぎるせいでキャラが少し浮いていた印象を受けました。
背景とキャラが噛み合っていないと言えばいいのでしょうか。
人命を使わないでここまで感動させられる作品も多くはないと思います。
ですが、私には少しドロドロしすぎていて胃痛を起こしそうになりました。
内山さんの迫真の演技、私は好きです。
◆最後にひとこと
全体的に見て評価するとあの花には劣ると私は思います。
あくまであの花と比べた場合なので、作品自体はしっかりと起承転結があり分かりやすかったです。
興味のある方は是非ともご覧になって下さい。
より良いアニメ視聴の参考になることを切に願っております。