血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
骨好き櫻子さんのミステリー
異常なまでに骨を愛する女性、櫻子。
検視官としての技能を持つ彼女が死体にめぐり合い、謎を解くという話のようで。
作画が非常に丁寧に作られているという印象を持ちました。(少しグロいけど)
櫻子さんの骨マニアっぷりはなかなかいいですね。今のところいい感じにラリってると思います。
1~3話と話としてのインパクトはないものの、そこそこ手堅い作りになっている印象。
でも、これといって目立ったインパクトのある展開もないですね。
流石に作者の人にももうちょっと本気を出して欲しいものだと思うんですが。
4~5話。{netabare}若くして人が亡くなる家系、犬の飼い主が謎の死を遂げるという謎。呪いの絵。
やっとそこそこ面白い回が出てきて安心しました。
解決としてはまずまずいい感じだったと思います。
多少ダークではありますが、筋はちゃんと通っていますし。
後この作品に足りないものがあるとすれば、明確な敵って奴ですかね。今回出てきた謎の画家にひとまず期待しておきます。{/netabare}
見終わりました。
短編形式で、当たり外れも多い印象ですけど。指輪の話やおばあちゃんプリンの話は良かったと思います。
でも空振る時は結構空振る。基本地味な事件ばかりだし、派手なミステリーを好んで見る人の口にはあまり合わないかもしれない。
11話は{netabare}ほとんどの登場人物がメーター振り切れるほどのキチっぷりで萎えてしまった。
推理物の登場人物の人格が壊れている事自体は特に珍しい事でもないのだが、それにしても周りを見渡してもこれだけ正気な登場人物がいない話も珍しいぞ。「あの人は天使よ、だって体に毛が生えてないもの」とか言い出した時はもうどうしようかと思った。
マシなのは石田ボイスの先生と櫻子さんくらいじゃないだろうか?
視点役となる助手の少年も頻繁に面倒くさくなって扱い辛いと感じてしまうしね。{/netabare}
{netabare}弟の伏線や画家と{/netabare}の決着は後に持ち越しという所で終わる。
続きは原作でって感じなんでしょう。
販促的な意味ならこれで良いんだろうけど、{netabare}櫻子さんとの出会いを振り返って、再会して終わり{/netabare}というんじゃ話としてはややしっくり来ないと感じてしまう。
あと、{netabare}少年はもっと男を磨けって思った。
今回の話、女性が男性に対して「守ってくれるんでしょ?」って言うならわかるんだが、性別を逆にしただけでここまでかっこ悪い言葉になるとは私も驚きだよ。
多少無理をしてでも櫻子さんのナイトになる決意は出来なかったものだろうか。
彼が山に篭って滝に打たれて、逞しくなって再び櫻子さんに会いに来る終わりだったら私の印象はそれなりに良くなってたと思うが、この終わりじゃなぁ……。
残念に思います。{/netabare}