migratory さんの感想・評価
1.4
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 1.5
音楽 : 1.0
キャラ : 1.5
状態:----
お粗末な6人の戦士たち・・・
放送を最後まで見たら、おでんが食べたくなるアニメです!
早くも寒暖の差があって、温かいものが食べたくなるこの時期に、おでんは…卑怯かと。
1話の感想
{netabare}
とりあえず、1話でいろいろコラボしていたと思われる作品群を整理してみました…
うたプリ?花より団子?宇宙兄弟?
ラピュタ?コードギアス?
ハイキュー!!?黒子のバスケ?弱虫ペダル?
鉄拳?鉄拳からの北斗の拳?
そして、進撃の巨人…
進撃の巨人だけは、この第1話放送日の前日に「進撃!巨人中学校」の第1話で自らをパロディしていたので、さらに別作品で、しかも間を置かず巨人をやっちゃってるので、神がかっていると言うかなんと言うか、正直凄いのかも分かりませんが、攻めてることは確かです(巨人に)。
27年ぶりだと言われた巨人さんのCV.は、なぜだか田中真弓さんにやってもらいたい心境になりました。
そして、まだまだコラボってますが、あとはほとんどカオス状態でした。
NARUTO?ブリーチ?暗殺教室?ドラゴンボール?
ドラえもん?
セーラームーン?ポケモン?バーチャファイター?
あしたのジョー?
・
・
・
と、何かまとめるとすれば、がんばるおそ松さんたちがアニメ化に際して奮闘している姿が印象的でした。
天才バカボン、もうすぐ50周年を前にこれはあかん気がする…
ここからは、ほとんど愚痴みたいなものですが、感想書きます。
自分は音楽がチャットモンチーの方というのと、赤塚作品のオマージュってところに興味を惹かれて見ましたが、かなり荒っぽく、正直何がしたいのかが1話だけではよく分かりませんでした。
ほのぼの系でいいのに、他作品を真似て、赤塚不二夫さんの生誕80周年を祝おうとするのはいいのですが、そこに対抗するかのような勢いやオマージュとも取れない他作品のネタ的な取り上げは、どちらかといえば薄ら寒いものでした。
さいきんの、商業本位なやり方で過去作品荒らしみたいなことをしているアニメ化というのは、素直に喜ばしいものだとは思えません。
その作品を作り変えて新しく見せるという手法もオリジナルをどう捉えているかが突き詰められていないものになっているので、そこに疑念が生じます。
あえてパロディーして取り上げる必要性が感じられません。
そもそも赤塚作品はギャグ作品だと理解しているので、BL系やバトルもの、スポーツという部類におそ松さんたちが対抗しようというのは、戦う場所が違うということだと思うので、なぜ彼らが有名作品に成り変わってまでがんばろうとしているのかが悉く感じ取れません。
これは完全に、お粗末です。
けれど、実は、粗末でも「おそ松さん」というアニメはギャグアニメなんだと、まじめにバカやってるんだと思わせて欲しかったのですが、最後まで中途半端に見えて仕方がなかったです。
お粗末の「お」を大事にして欲しかったけれど、ただの粗末でした。
あとあと制作陣に銀魂を作られている方が関わっていると聞き、それならば、何か意図しようとするところが見えてしかるべきだったと思うものだというのが想定できるのに、大事なものを失くしてしまったような印象を受けました。
ほぼツッコミ役に回っていた神谷さんのツッコミも活きていないように感じました。
「銀魂」ですばらしいツッコミに慣れてしまっている自分が言うのは何か変なのかもしれませんが、「監獄学園」で見せた神谷さんのスタイリッシュな立ち回りが、このチョロ松という役では活かされず、一人でどうにかしようとしているような役どころになっていて、終始振り回されている印象のキャラクターになっていたと思います。
あまり否定的な意見を書きすぎるとレビューがつまらなくなるので、ここらへんで締めたいところですが、ギャグアニメは、恐らくはバトルアニメやロボットものに比べれば、まだまだ発展途上にある分野だと思うので、良い意味で根強く戦っていて欲しいと思ってます。
個人的には、最後のEDでおでんに心を持っていかれたので、料理アニメor街ぶらグルメアニメになってしまうのではないだろうかと…若干期待してます!
{/netabare}