たこやきトンママン さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
不気味さを感じる「男の娘」主人公
江戸川乱歩の作品を下地に再構成したというアニメ。
人間を椅子にしたり、壁に埋め込んだり、マネキンだらけの不気味なテーマパークが出てきたり…
ミステリアスな世界が印象的。
そして、主人公のコバヤシがなぜか「男の娘」。
コバヤシ少年は、自分の人生に何の期待もしていない。
「面白いことなんてない」と悟っているフシがある。
期待していないからこそ、少しでも面白そうだと感じた怪人二十面相の画策に乗っかり、
平気で自分の命を投げ出そうとする。
ある日いきなり、笑顔で飛び降り自殺してそうな感じが空恐ろしい。
「何物にも囚われない」感が不気味であり、ミステリアスな世界観とマッチしている。
ただの男の娘だろ~と思っていたけれど、そんな感じじゃない…