アリア社長 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人と人との出会いは奇蹟(ミラクル)。ファンの期待を裏切らない最高の映画
『ARIA The ORIGINATION』(第3期)の2008年の放送から7年越しに実現した映画化。
もうそれ自体が奇蹟と言っていいと思います。
多くの人から愛され続けるARIAだからこそ実現した奇蹟ですね。
7年越しの映画化ということで正直少し不安でしたが、映画が始まり、最初にOPが流れた時点で早速うるっと来ちゃいました(早!)
あぁ~いつものARIAだなって。
ARIAの雰囲気・空気が胸いっぱいに広がり、それ以降は安心して映画を楽しむことが出来ました。
ARIAのこれまでの軌跡、そしてその先の未来を感じられる作品。
ARIAファンなら文句なしに楽しめる内容でしたよ!
【以下内容についての感想】
{netabare}アリシア・晃・アテナの後輩である灯里・藍華・アリスがさらにそれぞれアイ・あずさ・アーニャという後輩を持つというこの繋がり。
この次の世代次の世代へとバトンが渡されていく繋がりを感じられたのが、映画を見て得られた1番の収穫でした。
ARIAの世界がいつまでも途切れることなく繋がっていくように感じられたので。
人と人との出会いが新たな出会いを呼ぶ・・・そうして繋がっていく出会いの連鎖は奇蹟そのものですね。(恥ず禁)
灯里ちゃんはホントいつも通りでしたね。
出会いも別れも、喜びも悲しみも全部楽しんじゃう幸せの達人さん。
アリシアさんは今作では素敵で優しい完璧な先輩ではなく、変化を躊躇い、戸惑いながらも次第にその変化を受け入れ、勇気を出して一歩前に進む人間味のある一人の女の子として描かれてました。
アリシアさんのいつもとは違った一面が見れて良かったです。
あと藍華ちゃんの「恥ずかしいセリフ禁止!」という台詞が映画では聞けないのかなぁ・・・と思ってたら最後に言ってくれたのでそれが個人的に凄く嬉しかったです。
唯一心残りなのは暁、アル君、ウッディーなど男勢はどうなったんだ!ということです。
特に灯里ちゃんと暁さんの関係、藍華ちゃんとアル君の関係はその後どうなったんだろうかと気になりました。
まぁ全てが描かれてしまっては空想の余地が無くなってしまうので、描かれなかった所は空想の楽しみが残されたということで^^
【最後に】
私の好きな『アイカツ!』というアニメに『SHINING LINE*』という曲がありまして、そこにこんな歌詞があります。
「今わたし達の空に 手渡しの希望があるね
受け取った勇気でもっと 未来までいけそうだよ
もらうバトン キミとつなぐ光のライン チカラにして」
自分がこの映画を見て真っ先に思い浮かんだのがこの歌詞でした。
灯里ちゃんがアリシアさんから貰ったバトンを次はアイちゃんに渡し、そしてアイちゃんはそのバトンを次の後輩へ渡していく・・・
自分も人と人との繋がりを大切にし、さらに繋げていく人間でありたいと思いました。
ARIAという作品に出会えてホント良かったと思います。{/netabare}