退会済のユーザー さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
タイトルなし
視聴を断念したくなるような作品が、まさかクレしん映画から現れようとは……。
えー、ごめんなさい。脳内議会で満場一致で駄作認定ですた。
掴みの微妙さ、会話の退屈さもさることながら、キャラクターが酷い。酷過ぎる。監督と脚本は、これまでのクレしんを知らないで作ったんじゃないかと疑ってしまうぐらいの酷さだ。
現実に嫌気が差した大人が、子どもの頃に憧れたものに熱中する。本作のひろしとみさえの姿は、【オトナ帝国】に通ずるものがあるけど、実際は別物。
【オトナ帝国】では匂いによる半ば催眠状態だった。しかし、本作の二人は間違いなく正気で、だからこそ看過できない。
これまで、家族愛を言葉だけでなくその姿でみせてくれたひろしとみさえが、正気の状態で育児を放棄する。こんなにも胸糞が悪くなるシナリオも早々ないだろう。
都合の良い時だけひまわりを【弱者】として描くのも鼻につく。
育児放棄されたら、ひまわりならブチ切れてひろしやみさえよりも率先して悪を倒しにいくはず。ひまわりとは、そういうキャラじゃなかったか。
【嵐を呼ぶジャングル】の時を思い出して欲しい。
しんのすけに置いてきぼりにされたひまわりは、待つことに飽きてシロを連れてジャングルを横断してみせた。あれこそが野原ひまわりなのである。
ひろしとみさえを反面教師にしてメッセージを発信するのは構わないけど、せめて娯楽性と笑いは提供してくれないと。クレしんの映画ってことを忘れちゃいけないよね。