退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
私はまたここへ還えってきてしまった
「ガンダム」
思えばこの言葉どこへ行って聞く言葉…
大人になって社会に出て…からでさえも聞く言葉…
いつしか私は「ガンダムと言う名の重力に心惹かれ、未だ飛び立てぬでいる愚民共を粛清してやらねばならん!!」
と、ワケのわからない事を宣い。
「ガンダム知ってる~♪」という女子は大概
「元彼もしくは今彼に教え込まれた朧気な知識で浮かれんじゃねぇ!」
と偏見を持つほどに「ガンダム」という言葉に鬱陶しさを覚えていた…
しかしこのような状態だった私の状況は唐突に終止符をうつ。
「機動戦士ガンダムUC」
の登場である。
宇宙世紀シリーズ
富野節
演出表現や構成カット割等の視覚的効果で「それとガンダム映像だ!」と感覚的にわからせる映像
単純に現在の映像クオリティ
たったこれだけの要素を作品に見ただけで
永久凍土に封印されていた私のガンダムは
再び大地に立っちゃったじゃないかヽ(´Д`;)ノ
宇宙世紀シリーズ以外の作品もなんだかんだで観てはいたが「なーんかお気に召さない」でいたらしく
なんの事はない「単なる宇宙世紀贔屓のオールドタイプ」だっただけじゃんと自己完結を迎える。
己の体に刻まれた「Gの刻印」を見て何かを思うといったような事は無いのだと思っていた
ヘルメットのバイザー越しに見える宇宙
そこに身を任せ漂う浮遊感
気づけば叫んでおり
気づけば涙を流しており
時には操縦席で膝を抱え震えているような
そうだ私はまたこの感覚の中に還ってきたのだ
一度はガンダム(地球圏)を離れもしたが
結局私はまたここにいるのだ。