らいむぐりーん さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 2.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ツンデレ才女と中二病全開大学生が紡ぐ、恋愛科学アドベンチャー
高評価に納得の完成度でしたね。うん
序盤のテンポは緩やかに伏線をチラつかせる程度でした。
ここで切ったらかなり勿体ない。損する。いやまじで。
まず11話まで黙って観てみましょう。
とんでもなく面白くなってくるのが
11話を超えた辺りからの加速力、伏線回収、
次回に含みを感じさせる切り方、絶望感、鬱展開。話の集束と拡散。
全てにおいて目が離せないクオリティでした。
主人公は、秋葉原にラボ【雑居ビルの一室】を構える
厨二全開タイムマシン研究大学生という、とにかく痛いヤツ。
厨二に免疫がない方は、乗っけからこの主人公がウザいと思います。
自分も然り。最初ウザかった。。( ゚Д゚)
ですが
観終わったとき、180度見方が変わりましたし、
「こいつソート―かっこいい主人公やん!!」って
久々になりました。いやまじで。
この作品は{netabare}タイムワープ{/netabare}が頻発する作品ですが、
こんなにも綿密にかつ、ドラマチックに描いている作品は初めてでした。
作画がどうもしっくり来ず、そこだけ低評価。
なにせP.A.京アニ厨なものなんで。
{netabare}時間軸{/netabare}=世界線という表現でストーリー進行し、
かつ其れを細い糸に比喩して、何本も交じり合った大きな一本縄と例える。
そんな世界観の中、様々な過去と、そして世界と戦う主人公。
「この世界に抗い続ける!!!」
かっこよかったっす~( 一一)
{netabare}時間軸{/netabare}を操作して起こり得る事由。
その影響で変わってしまう環境。
いつもあるものは本当はないという矛盾。
受け止めざるを得ない現実。
人の願いの裏側にある絶望。
テンポ良くかつ、容赦ない鬱展開。
何重にも張り巡らされた世界線。
そして花澤香菜さいこー。
これ一番大事(/・ω・)/
お勧めの見方はもちろん一気見ですが、
最終話を観終わった後、第1話をもう一度観てみて下さい。
そうすると、{netabare} 始まりと終わり、もしくは終わりが始まりなのか。全てが繋がったと解る瞬間、まじ鳥肌立ちます{/netabare}
ストーリーの本質としては、{netabare}主人公の目的と過程が「魔法少女まどかマギカ」の「ほむら」{/netabare}にとてもよく似ています。
せっかくのアニメ鑑賞時間。失敗はしたくありません。
{netabare}タイムワープ{/netabare}設定が途中、
複雑に感じる方もいるかもしれませんが、
ついてこれたら間違いないド鉄板作品です。