ダレイオス さんの感想・評価

2.7
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態：観終わった

史上初かもしれない１クール９話アニメ

このアニメは全部録画したから一気に見ようと考えていたものですが
視聴前に録画のリスト欄みたら本編は９話で総集編が３話あると異様なアニメですね。
製作を３回落としたという
おそらくは、かなりマレで、もしかしたら史上初かもしれない１クール９話アニメ
見る前から嫌な予感しかしないけど見てみようと思います。

まず見て思うことは、何だ？この作画は？が感想ですね。
作画が特殊、一瞬ＣＧか？と思ったけどよく見るとちゃんと描いてますね。
場面場面、毎回顔の作画が変わるのでＣＧではないです。
アニメの内容よりもずっと
作画に違和感を覚えながら見ざるえないですね。

動きはぎこちなく滑らかでなく視聴していて
作画自体に魅力が無くて１話から苦しいな
これが作画崩壊とかなら変な意味で愛着が沸くケースがあるのですが
そっち方面でも魅力は無く単に面白くない作画ですね。
作画を特殊にして凝っているのはわかるけど
面白さには直結していない感じ
戦闘シーンは単純に迫力が無く、それ以上でもなくそれ以下でも無く
悪い意味でも笑えない作画ですね。
ＰＣゲームでモンスターを狩っているのだけど
物凄く処理の遅いＰＣで人のやっているプレイを見せられている感じ

そして開始がこの手のアニメではおなじみの
設定を視聴者に教えないタイプなので
何をしているのかはおぼろげながらしかわからないですね。
作画にも慣れないし、説明不足といい、視聴者に優しくない作りです。

世界がピンチでが主人公のレンカが何らかの組織に所属して
ゴッドイーターになってアラガミと言う化物と戦うくらいしか
設定がわからないので付いていきずらい。
個人的に敵と主人公側の背景描いてくれないと
敵がどういうが奴で味方の組織の存在理由などが
わからないと感情移入しずらいので
いきなりアラガミと戦うと言われても
どこかにフラッと遊びに出かけるくらいにしか見えないかな

ストーリー展開はレンカが命令違反して戦いに出て仲間が死ぬという
よくある展開でよくあるなあ～が感想ですね。
キャラの掘り下げがあまりない段階でこれだと
キャラの掘り下げ不足かなと思ってしまいます。
その後独房に入れられたり普通といえば普通です。
作画も段々慣れてきたけど動きがスローなので色々迫力不足かな
あと展開も凄くスローかな２話は独房での会話に１話使ってるし
今の人向けではない気がします。
セリフも聞き取りにくいかな、音響もあんまりよくない感じです。
やはり見る前から３話も総集編があるだけあって
そういう微調整は出来てないのかも知れません。

あとレンカをはじめとして、みんな異様にカッコ付けてますね。
どちらかと言えば中二アニメぽい。

ただ航空輸送機であるミッションのため外で飛び回る化物を
掃討する戦闘シーンは飛び回る敵にスピード感があり
中々迫力があり戦闘を楽しめる具合にはなってきたかな
化物の作画もきめ細かく描かれていて化物自体の作画にも
グロテクスさや不気味さが加わり、見れるものには仕上がってました。
相変わらずカッコ付けて戦うのは気になりますけど
戦闘の演出面で「魅せる」戦いが出来ているので
これまでの動きがスローで迫力不足が嘘のような出来でした。
ここでの戦いではドラマ面もみられたし
ストーリーもある程度は楽しめるようになりました。

唯一問題点とすればしかしレンカ強くなりすぎです。
ここまでの戦いから、そんなに強かったかなが印象

さらに世界観の掘り下げも行われるので
この世界の人々がどういう状況でどういう危機に瀕していているのかわかるので
１話で何がなんだかわからなかった状況から一変して良くなってきました。
それなりに危機感がある描写があり悲壮感のある演出も良かった。
これからレンカ達が目指すべきこともおぼろげながら見えてきたので
続きは気になるぐらいにはなってきました。

しかし、やはり人々の状況を描くのが遅かったせいか
状況わかったら直ぐに人々のグロシーンの連続で
こういうのはもう少し段階を踏まないと鬱にもならないしトラウマにも
ならないしただ単にグロいなぐらいにしか感じませんでした。
グロシーン自体は中々のもので血しぶきも生々しく
サマになっているので、上手く段階を踏めてればなあと思いました。
ストーリー構成はあまり良くないですね。

中盤には仲間のキャラの掘り下げがあり
化物との戦いも、頭を使いみんなで協力して戦っている感じが出てきて良い。
化物との戦いは一旦ピンチになるも盛り返すなど見せ場があるので
戦いもそれなりには見れた展開でした。
作画もゲームでよくある敵の動きのぐらいのレベルはあるので
悪くはないと思う。
ただドラマはあるもののキャラの作画は無機質なので
感情移入は難しいかな、頑張っているのはわかるけど・・・
とりあえず会話パートは一貫して面白くは無いです。
淡々と進みテンポは早くなく作画的に会話中心だと辛い。
色んなことがわかってきてもストーリーは頭に入ってきにくい。

声優さんの演技は悪くないとは思いますが物語のテンポが淡白なので
演技力はあまり生かされなかったかな、悪くはないですが
目立ちませんでした。

そして、案の定終わり方は「俺達の戦いはこれから」で
１０話～１３話は冬に延期とのこと
うーん、一応９話で終わると思って１話から一気に見てたけど
嫌な予感がした通りですよね。
あにこれでは評価は９話までと後半を区別するのかは
今の所よくわかりませんが区別しない場合は
一応暫定として評価することにします。

総集編に関しては、どう評価に影響させればいいのかわかりませんが
よくある２クール分割アニメと比べても終わり方はかなり中途半端です。
一旦中途半端で途切れるのは印象は最悪だと思います。

内容も作画は特殊なのは、わかりますがあまり面白さに
繋がったようには見えなかった。
序盤は上手く作れてないのか動きがスローで迫力が無く悪印象でした。
キャラも無機質で感情移入しずらい。

途中から始まる感じで視聴者に優しくない作り
世界観がわかるのが中盤なので構成は上手いとは言いにくい。
戦闘シーンは途中から迫力やスピード感が出てきて
見れる出来にはなりました。
ただ惨劇や死亡シーンは急なことが多くて段階を踏んで欲しかった。

ストーリー的には出てきた敵と戦うだけなので大きな破綻がないとは思いますが
ストーリー構成は総集編抜きにしてもあんまり良くないので
その戦闘が楽しめるかどうかですね。
キャラは最初の強さが不明で急に強くなったりするので
成長ものとしても楽しめないので・・・

作画もいい所もありましたが悪い部分も多いので
トータルでは普通かな、これは評価に困ります。

評価は暫定ですが、いい部分が無いわけではありませんが
トータルではあまり出来のいいアニメではありませんでした。