シャベール大佐 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
どうも好きになれない作風
P.A.WORKSの作品は、今までほとんどの作品(評判があまり良くなかったものも含めて)を気に入っていて、新作があるときは必ず楽しみにしているのですが、このシャーロットと同じく麻枝准原作脚本であったAngel Beats!は、それほど好きな作品でもなかったので、今回はやや微妙な期待度で観始めました。
観終わった印象でいうと、やはり自分にはあまり合わない作風だな、というところ。ギャグは笑える部分がないわけでもないけれど、基本的なストーリーや設定のセンスがどうも素直に受け付けられないという感じで、そういった物語の世界観や雰囲気にあまり共鳴できないからなのか、おそらく感動することや泣くことを期待して作られたと思われるような展開を観ても、この作者さんはキャラクターに重い過去や不幸を背負わせたりするのが好きなんですね、みたいな冷めた目で眺めてしまいます。もしかしたら、人の不幸を種にして安易に感動ストーリーを作ろうとしているように感じられて、そこへの嫌悪感のようなものが根底にあるのかもしれません。
作画はさすがP.A.WORKSだけあって、とても綺麗でした。
音楽も悪くなかったと思います。
かなり批判的な感想になりましたが、個人的な好みを抜きにしても、最後のストーリーの纏め方などはかなり強引というか駆け足というか、一つの作品として上手に作ってあるとは言えないような気がしました。ありえないことですが、もしこれが全編ギャグ中心の作品だったら、もう少し楽しめたかもしれません。