Cat_See さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ひたすらアナログで抽象的なテクノライズ
満足度は適当につけています。
この作品の魅力は、
ひたすらアナログなものを、ひたすらアナログに近い
デジタルで表現したその微妙な境界線があるところだと
思いました。
本来、デジタルなものを表現する場合は数字を使ったり
ハイテクなものを使ったりするのですが、この作品の場合、
むしろその要素を嫌うように排除されたような描写が続きます。
かといって、ひたすら人間ドラマが続くわけでもなく、
デジタルな背景の街並みが続くわけでもない、
ちょっと奇妙な作品でした。
一番奇妙だと思ったのは、
本作に登場する、テクノライズという義肢の存在。
このテクノライズというテクノロジーがでてくるにも
関わらず、主人公はそのテクノロジーと反対方向に
進むことがほとんどだと感じる部分があり、下手するとこの要素
いらなくない?という気持ちになりました。
と同時に感じたのは、この気持ちこそが、
この作品の伝えたかった部分なのかなと思いました(*´∀`*)