「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(TVアニメ動画)」

総合得点
89.4
感想・評価
6810
棚に入れた
30726
ランキング
81
★★★★★ 4.1 (6810)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.3

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ネタバレ

伝説のししとう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これほんと面白い!タイトルで敬遠しないで!

原作最新巻(11巻)まで既読。
私が持っている唯一のラノベ。
たくさんのラノベがアニメ化されていますが、原作を買いたいとまで思わせてくれたのは現時点ではこの作品だけです。

それぐらいに主人公:比企谷八幡の思考や発言が面白く笑えるものであり、また共感できるものであり、今後彼がどのように成長していくのかを早く見たいという気持ちがありました。

そして、ダブルヒロイン:雪ノ下雪乃・由比ヶ浜結衣も非常に魅力的。個人的には結衣ちゃん推しです。

アニメでは尺の都合上、どうしてもカットしなければいけないシーンや台詞・モノローグがあるので、アニメ→ラノベでも十分楽しむことができました。駆け足でしたが上手くまとめられていたと思います。

毎回キャラクターたちの感情を想像しながら見てました。

↓おまけ
◎比企谷八幡の名言&モノローグ集(原作1巻〜6巻からいくつか抜粋)
{netabare}・「死ねとか殺すとか軽々しく言うんじゃねぇよ。ぶっ殺すぞ」

・「努力は自分を裏切らない。夢を裏切ることはあるけどな。努力しても夢が叶うとは限らない。むしろ叶わないことのほうが多いだろ。でも、頑張った事実さえありゃ慰めにはなる」

・「みんなもっと自分を甘やかすべきだろ。みんなダメになればダメな奴はいなくなる」

・「人生は苦いから、コーヒーくらいは甘くていい……」

・誰かの顔色を窺って、ご機嫌とって、連絡を欠かさず、話を合わせて、それでようやく繫ぎとめられる友情など、そんなものは友情じゃない。その煩わしい過程を青春と呼ぶのなら俺はそんなものいらない。ぬるいコミュニティで楽しそうに振る舞うなど自己満足となんら変わらない。そんなものは欺瞞だ。唾棄すべき悪だ。

・「みんなって誰だよ……。かーちゃんに『みんな持ってるよぉ!』って物ねだるときに言うみんなかよ……。誰だよそいつら……。友達いないからそんな言い訳使えたことねぇよ……」

・なぜ人が人を褒めると思う? それはな、さらなる高みに持ち上げることで足元を掬いやすくし、高所から叩き落とすためなんだよっ! これを人は褒め殺しと呼ぶ。

・元来、人間のコミュニケーションは言語によって行われているのは三割程度だという。残りの七割は目の動きやちょっとしたしぐさから情報を集めているのだ。目は口ほどに物を言う、という言葉はこうした非言語コミュニケーションの重要性から来ている。つまり、逆説的に考えて、会話をしないぼっちでも七割がたコミュニケーションできているということである。違うか、違うね。

・人生はリセットできないが、人間関係はリセットできる。

・おそらく、非モテぼっちほどのリアリストはいないだろう。 非モテ三原則【(希望を)持たず、(心の隙を)作らず、(甘い話を)持ち込ませず】を心に刻んで生きているのだ。

・「友達って『達』ってついてるから基本的に複数いることが前提なんだよな」

・人とうまくやるという行為は、自分を騙し、相手を騙し、相手も騙されることを承諾し、自分も相手に騙されることを承認する、その循環環境でしかないのだ。

・人生には一度や二度、孤独と向き合うべきときってもんがある。いや、なきゃいけない。始終誰かと一緒にいていつもいつでも傍に人がいるなんて、そっちのほうがよほど異常で気持ちが悪い。孤独であるときにしか学べない、感じられないことがきっと存在するはずなのだ。

・俺と会話するなんて、こいつも実はいい奴なのだろうか。 だが、いい奴なのだとしたら話を広げてやれなかったのが申し訳ない。あまりにも申し訳ないので今後は迷惑をかけないように二度と話をしないことにした。

・「特殊で何が悪い。英語でいえばスペシャルだ。なんか優れてるっぽく聞こえるだろ」

・リア充はリア充としての行動を求められ、ぼっちはぼっちであることを義務づけられ、オタクはオタクらしく振る舞うことを強要される。カーストが高い者が下に理解を示すことは寛大さや教養の深さとして認められるが、その逆は許されない。

・「本当に怖いのは身近な人間だよ。中途半端に信頼しているから、裏切られるなんて思っちゃいない。予想外のところからくるから怖いのさ」

・逃げちゃダメだなんて強者の考え方でしかない。それを強いる世界こそが間違っている。

・”みんな”が言うから”みんな”がそうするから、そうしないと”みんな”の中に入れてもらえないから。 でも”みんな”なんて奴はいない。喋りもしなければ殴りもしない。怒りも笑いもしない。 集団の魔力が作り出した幻想だ。気づかないうちに生み出していた魔物だ。個人のちっぽけな悪意を隠すために創造された亡霊だ。仲間外れを食い殺して仲間にすら呪いを振りまく妖怪変化だ。

・みんなでやることが素晴らしくて、みんなでやることがいいことで、じゃあ、一人でやることは悪いことなのか? どうして、今まで一人でも頑張ってきていた人間が否定されなきゃいけないんだ。 そのことが俺は許せない。

・『人 〜よく見たら片方楽してる文化祭〜』
「人という字は人と人とが支え合って、とか言ってますけど、片方寄りかかってんじゃないっすか。誰か犠牲になることを容認してるのが『人』って概念だと思うんですよね」

・「誤解は解けないだろ、もう解は出てるんだからそこで問題は終わってる。それ以上解きようがない」

・ほら、簡単だろ。ーー誰も傷つかない世界の完成だ。{/netabare}

投稿 : 2015/11/15
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サンキュー:

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