「実は私は(TVアニメ動画)」

総合得点
62.9
感想・評価
497
棚に入れた
2678
ランキング
4651
★★★★☆ 3.4 (497)
物語
3.3
作画
3.2
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.5

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ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

前半はギャグが合わなかったけど、後半はとても良かった。

高校生で主人公の朝陽がある日決意して、放課後好きなクラスメイトの女の子葉子に
告白しに行った時に偶然、その女の子が吸血鬼で普段はたたんでいて
他の人にはわからないんだけど放課後油断して羽を広げてしまって
朝陽にバレてしまい。
そのことからストーリーが動くの本作ですね。

まあバレてしまい葉子が他人に秘密がバレると親に退学させられるという
ことから、朝陽がそのことを他人に喋らず秘密を共有し
おまけに本当は告白するつもりだったけど間違えて「友達になって下さい。」
と言ってしまい友達の関係からスタートする設定

朝陽は考えていることが顔に出てしまい他人に直ぐに色々バレたり
かんずかれたりすることから、葉子のことをいつも見ていることを
クラスメイトには悟られて好きなことをバレているのだけど
そのことは肝心の葉子には吸血鬼のことを気付かれていたのではないかと
勘違いされていただけで、すれ違いがみられる1話で
恋愛の鈍感さかくるラブコメをしたいようにもみえました。

設定的にも吸血鬼とバレると退学って・・・
退学すれば解決するものかなど理由が弱い気はしますね。
ヒロインとの秘密の共有が鍵となる作品も割りと昔からあるので
作風も古めに感じましたね。1話はまずまず面白かった。

ただ純愛ものかと思ったけど2話の時点で新キャラの女の子が出てきて
チョット怪しくなりました。
葉子のキャラ立ちが出来てないうちに新しいヒロインの女の子が
出てきて主人公の朝陽と絡むのは付いていくの大変でした。

それでここでアニメのタイトルの「実は私は」の意味はここで悟ることになるのだけど
このアニメ、「実は私は吸血鬼」だとかヒロインの女の子が
「吸血鬼」、「宇宙人」とか色々正体を隠している人達の正体が判明するのだけど
判明するのが早いので別に驚きとかは無くて
えっ?そうなの・・・としか感じないし設定も宇宙人の子はどっかで見たことある設定と
正体が判明してもインパクトは薄かった。

それに恋愛対象が他のヒロインにも及んでしまうのでハーレム気味なのは残念ですね。
初回の印象からは純愛ものにみえたので・・・
しかもギャグが寒いしテンポも早くないのでギャグに切れが無く
ネタそのものも、かなり古くていまさらそれをやるのかという
古いギャグが特徴的でした。
個人的には寒いギャグは好きな方なのですが
このアニメのギャグは最初は自分にはあいませんでした。
異様なハイテンション気味なギャグに
対してさらにリアクションがオーバーな所が特に駄目でした。
おそらくはかなり人を選ぶギャグだと思います。
3話の幼馴染のみかんは色々と合わなかったですね。
外道設定なのだからしょうがないけど、自分には色々な意味で合わなかった。

委員長の渚や葉子との恋愛が進んでからはストーリーまずまず
みれるものになってきましたが、いかんせんギャグは
個人的には合わないので面白いとまではいきませんでした。
ただ前半の恋愛のフラグの立て方自体は良かったです。
ハーレム気味にはなりましたがハーレムものとして
見ればそんなには悪くはありませんでした。

そしてストーリー的には「実は私は・・・」形式で正体が段々判明してきて
そういった正体を隠しているキャラが増えてきても
キャラ同士の会話はあまり面白くはありませんでした。
なんでだろうなと思ったら
やっぱり全員ギャグ担当で普通の人がいないのが問題だったかな
異様なハイテンションで進むので
それを制御するキャラいなかったのが響いたかな

葉子との秘密の共有が鍵で色々考えてたリする
展開を自分は期待していたのだけど
ギャグアニメなのか、終盤の展開までそうならないし
最後は一応そういう展開はありましたが基本的に
葉子との秘密の共有はあまり楽しめませんでしたね。
いい設定だと思ってたのですが
例えば他の人が関係に探りを入れる展開があれば
ストーリーに楽しめたと思いました。
宇宙人の子は他の人に正体ばれそうになってのドタバタは
良かったと思うので、葉子もそういうのがあったら良かったな

さらに登場キャラの殆どがハイテンションで朝陽の設定の顔に出る性格を
察知する性格でないので、そういった男心の繊細な展開に繋がらないので
あまり面白くない展開ばかりでした。
そもそも朝陽は顔に出る性格らしいけど、設定上存在するだけで
そんな感じかまったくしないし生かされる展開もあまり無いので
前半はストーリー展開を楽しめなかったかな

吸血鬼や宇宙人や狼男の設定も最初以外はストーリー上で
あまり生かせてなかったかな
全体的にもう少し設定を生かしたストーリー作りが出来ていれば
ギャグも面白く感じたかもしれません。

終盤は恋愛色が強くなり意外に見れるかなの感じにはなりましたね。
プールに行って、朝陽と葉子が段々仲良くなっていく感じは良かったかな
それを見てそれぞれのキャラが朝陽のことを色々考える展開も良かった。
夜の学校でのプールでの朝陽と葉子の練習シーンは
葉子が朝陽を積極的に自ら誘う展開で恋愛に進展がみられたのは良かった。
このシーンが葉子の両親と昔と被る所も中々いい感じだった。

みかんの「実は私は・・・」の回は中々良かった。
みかんの眼鏡を探してあげる展開は友情ぽくて
みんなが仲良くなる感じが出ていて良かった。
みかんの眼鏡のキャラも中々いいキャラだったです。
みかんの眼鏡の秘密もベタだったですが
こういう過去の赤面しちゃうぐらいベタはいいですね。
この回のオチは中々斬新で笑えました。
これで新たな恋愛に発展する展開も面白かった。
異様なハイテンションでなくネタ自体で笑わせる場合は笑えました。
終盤はストーリーがしっかりしていたのでギャグも笑えるものになってきた
傾向もありました。

渚もここまで朝陽との恋愛フラグを立てていたので
ここで他人に朝陽との関係を指摘されて、そのことに気付けた所は
個人的には良かったかな

まあ前半、立てていた恋愛フラグを終盤上手くストーリー上で
回収して恋愛に発展出来たのは良かった。
それによって色んなヒロインが朝陽との関係を意識しきしだし
みんなその関係に気付きだして複雑な恋愛模様は
切ないラブコメな感じが出ていたけど
みんな真剣に考えて行動したことは良かったと思います。
結果はどうあれ、真剣に他人のことを考えるのはいいことだと思う。

作画は基本ギャグアニメなのでキャラデザインはギャグアニメのキャラらしくて
良かったのではないでしょうか、個性的だったです。
作画自体はギャグアニメらしく全体的に普通な感じでした。
たまに崩れる回があるくらいで中盤の回で崩れたぐらいかな
4話と5話と7話はギャグアニメとしてもあまり良くなかった感じだったけど
それ以外の回はギャグアニメとしては普通に見れる質はあった。

声優さんについては、非常にハイテンションな演技が多かったので
下手ではないですが自分は苦手でした。
後半はテンションが下がるので普通に喋っている時は
演技力はある程度は感じさせられました。
中々迷いますが普通かな

音楽については劇中で流れる曲はそれ自体は良曲なのですが
シュチュエーションには合ってなかったような・・・
殆どの場面で合ってない曲が流れていたと感じました。
普通は気にならないけど、このアニメはずっと気になった。
もう少し合う曲だったらと思いました。

まあキャラの設定を生かしきれてなかったりも
あったりで前半ギャグがかなり合わなかったけど
9話以降はストーリーはかなり良かった。
最後まで見て良かったと思えるアニメでした。
ヒロインとの秘密の共有の設定だけは死に設定にならず最後に生かせたのも良かった。

ただ、前半個人的に面白くないのと音楽や声優さんの演技は引っかかったのでこの評価ですね。
キャラの設定を生かしきれてない場面も・・・
アニメの出来は荒削りな作りな所も多かったです。

投稿 : 2015/09/30
閲覧 : 329
サンキュー:

8

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