退会済のユーザー さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
感動出来る人と出来ない人がいる理由(酷評?)
感動作として名高いクラナド2期
絶賛レビューはいくらでもあるので、酷評気味のレビューをがっつり書いてみました
一期は見ていてかなりストレスがたまったのだが
二期の方が評価が高いので、懲りずに一ヶ月かけて見てみた。
確かにだいぶ内容も落ち着いていて、作画も改善されている
ストレスなく見れる話が多かったので、一期よりは出来はいいです
でも、このベタ展開の連続は見ていて
最初はある意味笑えたのだが、徐々につらくなってくる・・・。
レビューも色々見たんですが
これほど「自分の感覚とずれてる」と感じたことはないですねぇ
感動?出来るかな?うーん・・・
人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、色々と考えてしまいました
キャラクターの心情描写、行動原理、そしてストーリー・・・
一つ言えるのは「キャラクターのリアリティ」の問題なのかなと
この作品に感動するという人は
キャラクターの「セリフ」や「行動」に大きく感じ入るのではないでしょうか
クラナドは内容も『癖玉のないストレート』です
キャラの心情描写も「セリフ」「行動」に直接出ている。
現実もこうあって欲しいという願望的内容です
それは分かりやすいので、決して悪い事じゃないと思います
ただ、そこにリアリティは感じられない。
物語自体のリアリティはさほど重要ではないが(重要だけど)
キャラクターの「セリフ」や「行動」にリアリティを感じられるか否かは、かなり重要なポイントです
「コメディ」や「おとぎ話」ならばこれを逆手にとって、
『リアリティのないキャラクター』を作り出すことで魅力を生み出すわけですが
シリアスな内容なら、その整合性は大きく問われると思います
もちろんリアリティを突き詰めたら、クソつまらないものが出来上がるわけで
どの程度のリアリティでキャラクターに共感できるかという、程度問題です
僕自身はクラナドのように「おとぎ話」レベルのリアリティでは全く感動は出来ません
感動させるためだけに話が結末に向かっているので、
キャラクターの行動原理がおかしいことになってるのです
(とりあえず、終盤のあの一緒に雪の中出かけるシーンは無茶でしょう・・・アホかと・・・)
この作品に違和感を感じる人は、このレビューの意味が大体分かると思います
敢えてリアリティのないキャラを出すことで、分かりやすい物語にしている
クラナドは「おとぎ話」としては、とてもいい出来なのです
追記
ワンクールであれば、僕自身もっと評価を高くしたと思います
やはり物語が冗長であったことは否めないのでは?
最後まで頑張って見た自分に感動しましたw